「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        心配な"先送り内閣”の予算編成

2009-12-04 05:31:56 | Weblog
鳩山内閣は、なんでも"先送り”ばかり。政権公約で実現したのは、生活保護母子
家庭への加算復活ぐらいだ。後期高齢者医療制度の廃止公約に至っては、最初
2年先といっておきながら、今度は4年先がメドだという。沖縄の普天間基地移転問
題も、従来通りならば、連立政権離脱もとの社民党福島瑞穂党首の一言で、年内 
解決はなくなった。鳩山総理はといえば"(福島発言)を重く受け止める”といい、一
方では”相手のある外交交渉だ”と相変らず、事の重要さが判っていない。

""先送り”鳩山政権で心配なのは来年度の予算編成である。年内に編成するとの閣
議決定はできているようだが、政策決定会議の"仕分け”の"仕分け”でさえ閣内でも
めているのに大丈夫なのかー。平野官房長官によれば、従来のような財務省原案を
作らず直接政府案決定するみたいだが、またまた"先送り”になるのではないか心配
だ。小沢幹事長も問題は予算編成だといっているそうだ。

税収減により、来年度予算は新規模國際発行高は税収より多くなる。これは昭和21
年以来とのこと。21年と言えば、敗戦直後の混乱期である。万事先送りで解決がみら
れない。年を越して通常国会にまでズレこむことになればどうなるのか。"鳩山丸”の
沈没である。自分の家の財産管理でさえ出来ない人物に国の"台所”をまかせてよい
のか心配である。