「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          どうなっているの自民党

2009-12-27 06:56:02 | Weblog
自民党の現職参院議員がここにきて3人も離党手続をとった。野に下った自民党の
動向はあまり新聞に出てこないが、党内で何がおきているのか?来年8月の選挙
を控えて、党内の結束が今、一番必要な時期である。しかも鳩山内閣が政権公約
違反で迷走を続けており、今こそ逆襲にでるチャンスだというのにだ。

テレビの画面に久しぶりにかっての自民党参院幹事長だった青木幹雄氏の顔が写
った。現職の大島理森幹事長と何やら話あったようだが、一部の報道によると、参院
比例区の自民党の定年制についてだという。自民党は衆院選の比例区では73歳参
院選では70歳という内規があるそうだが、この内規に特例を設けて、次期参院選に一
部の”長老”を公認候補として認めるべきかどうかという問題だという。

正直いって青木氏には大変失礼だが、氏は自民党の古い”顔”の代表みたいな印象
が国民にはある。先の総選挙で大敗した原因の一つは長老による派閥政治だという
指摘もある。有権者は自民党のこの体質に審判を下したのだと思う。70歳定年制が
よいのかどうかは解らない。ただ小泉純一郎・元総理は、当時73歳定年制を守り、中
曽根、宮沢両先輩総理の比例区立候補に断を下している。

今、自民党に必要なのは本来の保守政党としての良さ維持する一方、選挙で大敗した
敗因を猛省することである。それには長老たちは一線から退き、次世代の政治家たちに
任せるべきである。過去の”顔”では勝てない。