「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         ジングルベルが聞こえてこない!

2009-12-07 06:46:01 | Weblog
昨日、早々と年賀葉書の印刷を注文してきた。第二日曜日5%引きのキャッチフレーズ
につられて大手スーパーまで出かけたが、活字印刷だけの安いのを150枚注文しただ
けなので僅か125円だけの割引だ。それでも年金生活者にとっては有難い。

公務員のボーナス支給前なのか、スーパーのお歳暮売場はまだそんなに混んでいなか
った。バブルの時のあの混雑ぶりとはうって変わって寂しい。玩具売場からはあの賑や
かなジングルベルのメロディも聞こえてこない。ゲーム機にむらがる子どもたちの姿も少
なく見えた。デフレで不景気な歳末風景を実感した。

寂しいスーパーと比べて賑やかなのは家の周りに電飾だ。ここ数年、電飾する家が増え
賑やかになってきた。こちらは景気と反比例するのだろうか。

昔、僕が子どもだった東京のクリスマス前の風景と言えば、救世軍の社会鍋だった。ラッ
パをならし、シンバルを叩いて"信ずる者はただ信ぜよ(だったかな)と歌いながら助け合
いの義捐金を集めていた。今も同じ活動はされているが、戦争中だったので余計子ども
の心に強く印象づけたのかもしれない。

町会から歳末助けあい運動の袋が回ってきて、一口800円の所を1000円袋に入れた。貧
者の一灯である。昨年は歳末にきて"派遣ぎり”失業者が急増、"歳越し村”ができた。今
年はどうなのか。しっかり国の舵取りを願うだけだ。