「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

               4月3日は「神武天皇祭」

2012-04-03 06:49:02 | Weblog
4月3日は「神武天皇祭」である。初代天皇が崩御された日を祀って、戦前までは国の祭日であった。このことを知る日本人は今や少なくなって後期高齢者以上の世代だけだろう。皇室では神武天皇を祀る奈良県橿原神社の畝傍山の東山陵に勅使を派遣してお祀りしている。昭和17年僕は小学校の参宮旅行(修学旅行)で伊勢神宮参拝の後、橿原神宮にも参詣しているが、日本人のどれだけの人がここを訪れたことがあるだろうかー。

昨年6月の参院決算委員会で自民党の山谷エリ子議員が当時の枝野幸男官房長官に”今上天皇は第何代の天皇にあたるか”と質問したが、官房長官は答えられず話題になった。昭和39年生まれの長官である。学校で教わったことはなく当然だが、天皇は日本国の象徴だと憲法で規定されている。官房長官がその象徴にかかわる知識に欠けるのは問題といえば問題だ。

戦前僕らは国民学校(小学校)で歴代の天皇の名前を”ジンム,スイゼイ,アンネイ,イトク,コウショウ・・・・”と暗記させられた。が、戦後は神武天皇は神話の人物とされ、神話そのものが悪だと否定されてきた。金鵄勲章は神武天皇が東征したさい、現れた金色の鴇の話からきているが、今や、金鵄勲章がなんだか知らない日本人が多いのではないだろうか。

考えてみるとおかしな話である。125代と綿綿と続いている万世一系の天皇家の歴史を”神話”として頭から否定し、学校でも教えない。僕らが戦前教わった教育では問題だが、天照大神から始まるわが国の肇まりを神話として教えることは決して悪いとは思えない。むしろ誇りとしてもよいのではなかろうか。