大型連休が始まった。一昔前は”ゴールデン.ウイーク”という言葉をよく耳にしたが、最近はあまり聞かなくなってきた。昔のように連休が”ゴールデン”ではなくなってきたのだろうかー。特に高齢になった僕らには黄金のように光り輝く休日ではなくなってきた。首都圏は幸い天候に恵まれ行楽には最高の季節なのだが”野に山に”という元気がなくなってしまった。寂しい限りだ。
JTBの調査によると、4月25日から5月5日までの大型連休11日間に海外へ出かける旅行者は前年比4.2%増で、昭和44年調査を開始して以来、平成12年(2000年)に次いで多く、56万3千人だという。景気は悪い悪いと言っても、結構おカネのある人も多いのだ。平成10年という年は、あまり記憶にないのだが、大型連休の明けた5月12日に当時の堺屋太一経企庁長官は”景気は離陸したが、高度は低く安定飛行には至っていない”といっているが、僕の印象では今より世の中は明るかった。
”ゴールデン・ウイーク”という言葉は昭和27年(1952年)映画会社が客寄せのために使用した宣伝用の和製英語だそうだが、昭和30年代には一般的にも用いられるようになった。昭和27年といえば、皇居前の”血のメーデ-”のあった年だが、当時を振り返ると、とても連休を楽しむという空気ではなかった。僕の場合は仕事柄,連休はとれず家族で国内旅行をした想い出はない。いわんや海外旅行など夢の夢で考えられないことであった。
海外旅行へ出かける空港での家族連れの嬉々とした姿を見るのは良いものである。しかし、一方では公立小中校での学校給食の未払い総額が全国で26億円もあるという。それも未納者の53.2%は保護者としての責任感や規範意識の欠如によるものだという。家族連れの海外旅行も給食費の未納問題もも何か今の日本の社会の現実を象徴しているように見えてならない。
JTBの調査によると、4月25日から5月5日までの大型連休11日間に海外へ出かける旅行者は前年比4.2%増で、昭和44年調査を開始して以来、平成12年(2000年)に次いで多く、56万3千人だという。景気は悪い悪いと言っても、結構おカネのある人も多いのだ。平成10年という年は、あまり記憶にないのだが、大型連休の明けた5月12日に当時の堺屋太一経企庁長官は”景気は離陸したが、高度は低く安定飛行には至っていない”といっているが、僕の印象では今より世の中は明るかった。
”ゴールデン・ウイーク”という言葉は昭和27年(1952年)映画会社が客寄せのために使用した宣伝用の和製英語だそうだが、昭和30年代には一般的にも用いられるようになった。昭和27年といえば、皇居前の”血のメーデ-”のあった年だが、当時を振り返ると、とても連休を楽しむという空気ではなかった。僕の場合は仕事柄,連休はとれず家族で国内旅行をした想い出はない。いわんや海外旅行など夢の夢で考えられないことであった。
海外旅行へ出かける空港での家族連れの嬉々とした姿を見るのは良いものである。しかし、一方では公立小中校での学校給食の未払い総額が全国で26億円もあるという。それも未納者の53.2%は保護者としての責任感や規範意識の欠如によるものだという。家族連れの海外旅行も給食費の未納問題もも何か今の日本の社会の現実を象徴しているように見えてならない。