「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

何をするるのか解らない「維新の党」

2014-09-23 06:08:01 | Weblog
「維新の党」が”旗揚げした。国会議員53人(衆院42人参院11人]を擁し、民主党に次ぐ野党第二の勢力だという。しかし、掲げる「維新」の旗はだいぶ色褪せてきたし、幹部の面々も”また一匹オオカミのあの人たち”かとの印象を与える。第一、旗揚げ前から共同代表間の考え方の相違がチラチラするようでは、いつまた分裂するのか心配で信頼できない。一体、何をしようというのか―。

「維新の党」の橋下徹代表と「結い党」の江田憲司代表が、新党「維新の党」の共同代表となった。橋下氏はよほど”共同代表”がお好きのようだ。党内分裂した「維新の会」でも石原慎太郎氏(「次世代の党」最高顧問)と共同代表を組んでいた。「維新の会」の分裂は、なんと言い訳しようと、結局共同代表間の意見の相違であった。今度も橋下代表と江田代表との間には、安倍政権に対するアプローチをめぐって二人の間で意見が違うとの声を聞く。

党運営にも引き続き問題がある。橋下代表が大阪市長、松井一郎幹事長が大阪府知事を兼任している。党幹部三人のうち国会議員は江田氏一人というのも異常だ。大丈夫なのか。党の下部組織「国会議員団」幹部の顔ぶれをみると、かって、どこかの党で役職にあった人ばかりだ。あえて、かっての政党所属名や役職をあげずに名前をあげてみよう。国会議員代表代行松野頼久氏。幹事長小沢鋭仁氏、総務会長谷畑孝氏、政調会長片山虎之助氏。いずれも一言のある方々だが、、逆の言い方をすれば、一匹オオカミの不満居士のようにも僕には思える。

こうも政党が分裂して新党ができるのは国民選挙民に対して失礼だ。その政党に信を置き、比例代表制で投票したにもかかわらず、何の断りもなく”野合”してしまう。比例代表制を検討すべきだと思う。