「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

やはり白鵬は「日下開山」 大横綱

2014-09-27 18:17:04 | Weblog
さすが大横綱だ。だてに30回も優勝賜杯は手にしていない。14日目の結びの一番で、白鵬は新入幕逸ノ城の挑戦を堂々横綱相撲で退けた。まさか連日、天下の横綱が入門5場所目のザンギリ力士に負けるとは思ってはいなかったが、もしやということもある。しかし、これで100年目と騒がれていた新入幕力士の優勝はなくなったし、平幕力士の連続二人の横綱を倒すという不名誉な記録も消えた。千秋楽で白鵬が鶴竜に負け、逸の城が安美錦を破り、13勝2敗の同じ星ならば、優勝は同点決勝になるが、14日目の白鵬の相撲を見る限り、その可能性はあまりない。やはり白鵬は「日下開山」大横綱である

天下無双 「日下開山」(ひのしたかいざん) 横綱の権威

2014-09-27 05:32:27 | Weblog
昨日、大相撲秋場所13日目の結びの一番で新入幕の逸ノ城が横綱鶴竜を立会い一瞬のはたき叩き込みで土俵に沈めた。新入幕といっても、まだ相撲界に入って5場所目のザンギリ頭の力士だ。いったい天下無双「日下開山」(ひのした・かいざん)の横綱の権威はどこへ行ってしまったのかー。

新入幕力士が横綱に勝ったのは昭和48年秋場所、20歳の新鋭、大錦が当時西の横綱であった琴桜に勝って以来のことだ。逸の城は今日14日目には横綱白鵬にもあたる。新入幕力士が続けて二人の横綱に挑戦するのは71年前の5月場所、東富士(後の横綱)が安芸ノ海、照国、両横綱に当たって以来のこと。この時は両横綱が東富士の挑戦を一蹴している。昨日の土俵で白鵬は大関豪栄道に負け,逸ノ城と同じ一敗の相星である。もしも今日逸ノ城に負けることになれば、前代未聞、場合によっては、逸の城が優勝することになる。もちろん、開闢(かいびゃく)以来、史上初めてのことだ。

大相撲はここ数場所”相撲界の財宝”(薬の宣伝文句)遠藤で人気が復活、今場所も連日満員が続いている。そこへ来て、怪物、逸の城の出現である。このまま行けば、来年にも逸ノ城の横綱が実現する。モンゴル四横綱時代となる。それに文句をいうわけではないが、横綱は天下無双、江戸時代から「日下開山」と言われてきた尊称である。この横綱が入門5場所目のざんぎり頭にころりと負けるようでは権威の失墜である。さらに、だらしがないのは、日本人力士たちだ。大関が立ち会いに何度も待ったをし、そのあげく、土俵にたたきつけられている姿は無残である。国技の名前を返上したらどうだろうか。