「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

麻生大臣の失言癖と野党の言葉狩り

2019-02-05 05:29:14 | 2012・1・1

麻生太郎副首相兼財務相の”失言”をめぐってまた野党が騒いでいる。麻生大臣が故郷福岡の国政報告会で”年寄を悪く言うヤツがいるが、悪いのは子供を産まなかったほうだ”と発言した。早速、野党の”言葉狩りに会い、撤回謝罪したが、どっちもどっちだ。当面の問題、厚労省の統計不正問題とは無関係、時間の浪費である。

麻生大臣は4年前にも同じ発言をしているそうだが、10年前の総理時代を調べると”年寄りは働くしか能力がない”という失言もしている。この人は、どこまで本心かわからにが、口をすべらす癖があるみたいだ。そこを見込んで、野党は意識的に言葉刈りをしているように見える。

麻生大臣は昭和15年生まれの78歳、総理時代は68歳だったから、”年寄りは働くしか能力がない”など元気なことを言っていたが、78歳になって、自分たち世代を悪く言う世相に気がついたたのかもしれない。たしかに小子高齢化時代、若い世代から見れば、年寄りは,全世代福祉の足を引っ張っている存在に見えるのかもしれない。

少子高齢化は将来の国力の低下につながる。年寄りを悪く言っても始まらない。政治の力で産める環境づくりをすることだ。それにはアラウンド80歳の政治家は第一線から勇退したほうがよい。