ベランダの鉢植えの木春菊だと思いますが、老妻はマーガレットと呼んでいます。マーガレットの方が可愛いですね(写真練習)
ブッシュ大統領と金正恩委員長との2回目の米朝首脳会談が2月27日から28日、ベトナムの首都ハノイで開催される。会談場所は当初、米側から中部ベトナムの観光地ダナンが提案されたが、北朝鮮側の申し入れでダナンに変更になったようである。
たった開催地の変更だが、新聞社の外信部時代の大半がベトナム戦争(1955年ー75年)であった僕ににとっては、当時が回想され興味深く感じた。ブッシュ政権はおそらく治安上の理由から、過去に何回も国際会議の経験を持つ、ダナンを提案したと思うが、北朝鮮のダナン感はどうだろうか。ベトナム戦争時代、ダナンは北朝鮮が支援し同盟国であった北ベトナム(当時)と敵対関係にあった南ベトナムの地で、米国海兵隊の上陸地である。しかも大激戦地であった。
これに対してハノィは数少ない昔から同盟関係にあった北ベトナムの首都であり、祖父の金日成委員長も過去にハノイを訪れ,ホ.チー.ミン大統領とも会談をもている。ベトナム戦争時にはハノイへ飛来した米国の戦闘機を北朝鮮の戦闘機が空中戦で撃ち落としている。戦死した北朝鮮兵士の墓もあるということだ。その意味では、北朝鮮にとってハノイは当然な選択だ。
東西冷戦下、社会主義国を中心に新興国同盟の動きがあり、1963年にはジャカルタでスポーツ大会まで開かれている。北朝鮮も北ベトナムもこの参加国だった。あれから半世紀以上、一周遅れの北朝鮮も国際社会に仲間入りできるかどうか。