衆院予算委員会の審議が昨日の午前中ストップした。理由は馬鹿げている、”あの””例の”桜田義孝五輪大臣が3分遅れて議場に到着したというのである。野党はいきりたって、”弛みもいいところだ”と審議に応ぜず、5時間以上も国会は空転した。結局、桜田大臣の謝罪で午後から審議は再開したが、なんともいやはやである。
桜田大臣といえば、水泳の池江瑠花子選手に対する”がっかりした”失言や、パソコンができない大臣として野党の批判、”狙い撃ち”の的になっている。ご本人は何回も謝罪し釈明しているから、そのことは十分ご存知なはずなのにこの遅刻である。遅刻の原因は”寝坊”だとのこと。”春眠暁を覚えず”にしては季節がすこし早すぎる。
東京五輪パラリンピックまで518日、準備は着々進んでいる。パソコンができない担当大臣がいなくとも大丈夫だが、五輪の”場外”で大臣がサウンドバッグのように叩かれているのは見苦しい。安倍内閣のイメージにも影響してくる。大臣の国会遅刻は民主党時代にもあったこと、それも3分間の遅刻だ。しかし、度あるごとに、特定の大臣が標的にされるのは何か原因があるはずだ。更迭を考える時期ではないだろうか。