「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

スピード感ある コロナ防止対策を 

2020-11-21 05:37:58 | Weblog

今日から23日の勤労感謝の日まで3連休に入ったが、コロナ感染の急増に対処して政府は今日の土曜は休みを返上して対策本部の会合を開く。当然である。国民からみれば、遅きの感がないでもない。政府は昨日になって、専門家による分科会を開き提言を聞いている。

新聞報道によると、昨日の分科会では昨今の状況は4段階の政府基準の「ステージ3」(感染急増)に入りつつある都道府県があると指摘、医療提供体制が逼迫する可能性があると提言している。一方、政府が推進している一連の”go  to キャンペイン”に対しも見直しすべきで、ここ3週間の集中対策が必要だとしている。

分科会の政府提言の感染リスクとして「五つの場面」が載っていたが、小池百合子都知事が挙げた防止対策の「五つの小」の焼き直しみたいだ。分科会は専門家から提言を受ける機関として存在は理解するが、防止対策の司令塔ではない。日々変化する状況に対応でできる施策のスピードも必要である。感染リスクが高いとされる老人は、じーいっと「五つ」のお達しを守って三連休中、家に閉じ籠る。

 


コロナ拡大”静かなマスク会食”で防止できるのか

2020-11-20 08:27:02 | 2012・1・1

コロナ.ウィルスによる感染者が19日新たに全国で2385人とここ連日2日間、過去最多記録である。東京の534人を筆頭に大阪(353人)北海道(266人)愛知(219人)と8都道府県で過去最多の広がりだ。これを受けて東京は昨夕、”感染は拡大している”と警戒レベルを最高に引き上げた。

小池百合子都知事は記者会見で感染拡大防止策に「五つの小」を提唱した。感染の要因は会食にあるとして、これから年末年始の会食は少人数、小時間、小声、小皿料理,、小まめの換気にあるという五つのお願いだ。もっともなお願いで反対ではないが、最高警戒レベルの自治体のトップの提唱としては如何がものか。

如何がかものかは菅義偉総理もだ。テレビを見ていたら国民向けなのだろうか、ニュースの番組の中で”最大限の警戒情況にあると発言しながらも、具体的には”静かなマスク会食”を提唱していしているだけだ。今回の感染の新しい波が政府の一連の”go to"政策後発生している。政府はその関連性について科学的エビデスはないとしている。しかし、日本医師会の中川俊男会長がいうように”go to"が国民に“ゆるみ””を与えたのではないだろうか。経済も大切だが爆発的流行が出ては元の子もない。


「コロナ」感染拡大とPCR自費検査の普及

2020-11-19 06:36:33 | 2012・1・1

新型コロナ.ウィルスの新規感染者が18日全国で2203人が確認された。過去最多の記録である。最多の東京都の493人も新記録、これを受けて小池百合子知事は19日都の警戒レベルを”(感染は)拡大している”の最高ステージに引き上げる。ここへきてなぜ全国的に感染が拡大しているのか。一因として、専門家の間ではPCRの自費検査の普及が挙げられている。

PCRについては4月の非常事態宣言の頃、新宿歌舞伎町のホステスなど特定の人に実施されたり、東京の場合世田谷区のように”誰でも、いつでも、何回でも”検査できる区もあった。しかし。が、その実態についてはよく知らなっかった。が、最近民放のCMにまで登場してる。

さらに寡聞にして知らなかったが、産経新聞(19首都圏版社会面)によると医師の介在しない検査機関もあり、陽性の疑いがあっても保健所へ届ける義務はないという。最多を記録した東京でのPCR検査は16日に行われているが1日8800件あったそうだが、果たして、PCRの検査結果が実態に反映されているかどうかだ。

 

 

 

 

 


のぞき見の海外旅行(28)英国(2) エディンバラ 世界遺産

2020-11-18 05:02:18 | 2012・1・1

大英帝国のスコットランドの首都、人口45万人ほどでグラスゴーに並ぶ大都会だが、街全体がユネスコの世界歴史遺産に登録されている古都でもある。エディンバラ公の城というのが市名のいわれのように、丘の上の城壁を中心にオールド.シテイとニュー.シテイが上手に調和していている美しい町だ。

3o年前の1990年、退職記念の旧婚旅行で老妻とロンドンから列車で出かけた。4時間半ほどの車窓の景色も楽しかったが、2泊したエディンバラのオールド.シテイの古いホテルが懐かしい。タータンの伝統的衣装キルトを着た土地の人たち話し合えた。観光バスで市内のスコッチ.ウィスキーの醸造所めぐりをして試飲を楽しんだ。


コロナ.ワクチン東京五輪にまにあうか その有効性安全性

2020-11-17 08:13:12 | 2012・1・1

来日中のIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は16日、菅義偉総理、森喜朗組織委員長、小池百合子都知事とそれぞれ会談した後、五輪パラリンピックの際のコロナ.ワクチン接種負担はIOC側が持ち、選手関係者は来日前に接種する意向を明らかにした。

新型コロナ.ワクチンィついては現在、国内外の製薬会社で開発中だが米国のモデルナ社は94.5%有効性のワクチンの臨床実験を終えたことだ。数日中にFDAの承認を得て製薬を始めるという。安全性が確保されれば、来年早々には発売され、東京五輪パラリンピックに間に合いそうだ。

ワクチンというと1930年代から40年代にかけて猖獗を極めた結核を想い出す。亡国病といわれ,かかれば死に至る病だった。僕の一人の姉も44年、21歳で肺結核で死亡している。記憶が若干薄れるが、感染の有無をチェックするツベルクリン反応や陰性者に対してBCGワクチン接種を始めたのは戦後ではなかったか。幸い僕はBCGワクチンを一回接種しただけだ。

東京五輪パラリンピックまで8か月ある。日進月歩の医療である。コロナワクチンの実用化を強く期待しているが、ワクチンが入手できなかったり、接種体制のない国はどうなのか。観客への接種はどうなのか。IOCだけでなくわが国の水際対策は大丈夫なのか。

 

 

 

 

 


のぞき見の海外旅行(26)英国(1)ロンドン 山高帽の昔

2020-11-16 06:37:36 | 2012・1・1

「大英帝国」の首都ロンドンには3回訪れている。しかし、1962年、87年、90年と30年も前の話だ。初訪問はドバイなど当時英国の保護領の入国ビザ申請の半ば仕事をかねてであったが、あとの2回は退職後の老妻との”旧婚旅行”である。

ロンドンは筆者が初めて踏んだ海外の地だけに半世紀以上も前だが今でも鮮明に覚えている.。「大英帝国」との為替レートは1ポンド1020円の固定であったが、筆者が泊まったロンドン中心にあるケンジントン.パークの安宿は1泊朝食つき2ポンドであった。ビザ取りの合間をみて市内を観光したが、超高層のビルはなく、繁華街には昔ながらの山高帽にスティック姿の紳士も散見された。

1990年訪問時は息子が当時常駐していたテームズ河上流の家に泊まり、ロンドンのランドマーク、大英博物館、、ロンドン塔、ビッグベン、マダム.ダッソー人形館などを見学、その昔、大学で習った英文学の作家の足跡をかいま見てSohoの一夜を楽しんだ。やはり、ロンドンはわが人生の想い出の1ページである。

 

 


国民の自覚よりアラートを 西村経済再生相

2020-11-15 08:54:29 | 2012・1・1

コロナ.ウィルスの新規感染者数が14日全国で1773人確認された。3日連続最多記録の更新、5月の非常事態宣言解除後最多の数字でもある。しかし、慣れっこになったのが家の15日の朝刊は重要ニュースを載せる1面にはなく2面扱い、社会面に関連記事が小さく載っているだけだ。

卆寿の老生の観察では今、日本全土にコロナが襲来中のように見える。しかし、何故か政府は゛第三波”という表現を使いたくないし、過少評価しているみたいだ。菅義偉総理は非常事態宣言を発出する段階ではないといい、”go  toトラベル”の見直しも嫌っている感じがする。西村康稔経済担当相は国民に対して自覚を持てと呼びかけているが、具体策は述べていない。

北海道、大阪と共に”第三波”をもろに受けている神奈川県の黒岩祐治知事が”医療アラート”を発信した。このまま感染が拡大すれば重症患者が急増し医療崩壊に至るという判断である。本来は国全体が考得るべき問題だ。BSテレビで欧米の医療崩壊の様相を見るが他人事ではない。国民が自覚を折っても国が対策を講じなければ、どうにもならない。

 

 


伝染病警察国家でも困るが コロナ禍拡防止対策

2020-11-14 07:25:37 | 2012・1・1

コロナ.ウィルスの新規拡大が続いている。昨日13日には全国で1704人と連日最多記録の更新だ。374人の東京を筆頭に大阪263人、北海道235人、愛知138人、神奈川136人と全国枢要地域に拡大しており、地方都市にもその波はおよび始めた。そんな中で政府は緊急対策会議を開き、内閣官房に感染症対策官を新設するのを決めた。どんな機能をもつのかわからないが、今さらとか”船頭多くして”という感がないでもない。

僕が理解できないのは菅義偉総理の発言の中で緊急事態宣言は今の段階では発出しないと同時に”go to トラベル”から特定の地域を除外することはないと述べたことだ。”go to トラベル”が経済立て直しに役立っているの理解しているが、今回の第三波の引き金になっているように見えてならない。ここは第二の緊急事態宣言を出し”go to トラベル”を一時中心すべきだ。

お隣の韓国では公共交通機関などでのマスク非着用者に対して日本円で1万円ほどの罰金をとるという。僕は戦前伝染病の取り締まりが内務省(警察)管轄下にあったことを想いおこした。人命に関係することだ。やはり国権が必要なこともある。八方すべて良しという訳にはいかない。国の対策の司令塔になる対策官の活躍に期待したい


”看板に偽りあり” 「一人大関」の11月東京場所

2020-11-13 05:21:45 | 2012・1・1

東西両横綱不在、三大関で始まった11月東京場所は前半五日目にして早くも二大関がケガで休場、「一人大関」の寂しい場所となった。このところ休場続きの横綱白鵬、鶴竜が今場所もお休み、まさに”看板に偽りあり”だが、そこへもってきて、三大関のうちの期待された朝乃山が三日目腰痛めて欠場、新大関の正代までか昨日、かとのケガで休場、残るは貴景勝一人となってしまった。

双葉山時代からの80年近くの大相撲ファンだが、本場所で横綱不在、一人大関 の場所は長い大相撲の歴史にもないのではないか。大関は横綱に次ぐ相撲の地位で、東西に大関がいない場所は複数いる横綱のうちの一人に「横綱大関」を併記させるほどのものだ。横綱とちがって土俵入りなどの行事はないが、他の三役とはちがう格式がある。

大関は貴景勝一人だが、大関から陥落した”大関OB"力士が十両以上に照ノ富士、高安両小結、平幕栃ノ心,十枚目琴奨菊と四人もいるのも珍しい。過えすか去の栄光を知っているだけに下位の地位で土俵にたたきつけられる姿は痛ましい。しかし序二段まで陥落した照ノ富士が五日目まで全勝、貴景勝と並んで優勝戦線のトップを行くのは頼もしい。このまま勝ち進み優勝し来場所も好成績につなげて大関の座にカムバックしてほしいものだ。


心配な医療福祉施設へのコロナ オーバーシュート(爆発的急増)

2020-11-12 05:47:51 | 2012・1・1

11月11日は数字のゴロ合わせから(福祉の”いい日”)であった。要介護3の僕もその恩恵に浴して足腰のリハビリで施設へ出かけてきた。今年3月から4月にかけてコロナ第一波が到来、政府が非常事態を出した頃、僕の通園施設は自発的に休園した。その関係もあってか僕のフレイル度は確実に深まった。

その”福祉のいい日”、東京では新規感染者が317人と8月7日以来の記録をだした。8月はたまたま僕は大腸がんのCT検査などが続き、リハビリ通園を休んでいたためかコロナの第二波が襲来していたとは思わなかった。それに東京が中心で全国的ではなかった。それが。今回は北海道、大阪と記録を更新、札幌では医療福祉施設でクロスター(患者集団)が多発している。素人の僕がみても第三波の襲来である。

札幌のクロスター感染が出た国立病院に僕は30数年前風邪をこじら気管肢拡張症で入院したことがある。なにか変な身近感があるが他人事ではない。高齢者はどうしても医療福祉施設への通院の機会が多い。欧米のような”オーバー.シュート(爆発的急増)が起こらないよう祈るだけである。国が承認した”go to eat"の飲食店で感染者が出たという。もう少し防止対策は厳しくてもと思うのだが。国は全国的規模の第二の異常事態宣言を出すべきだ。