BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

PRIVATE CELLAR Cask Selection/HIGHLAND PARK1985-2006 700ml,43%

2016年05月27日 | ハイランドパーク

 「プライベートセラー・カスクセレクション

  /ハイランドパーク1985-2006」

  開栓日:2016年4月27日 ワンショット価格:1,600円 

 コリン・フォーブス氏とマクファーソン・グレン・ロス氏が立ち上げた

 フォーブス・ロス社が手掛けるシリーズで、このボトルは2007年の

 ウイスキーマガジン主催インデペンデント・ボトラーズ・チャレンジに

 おいて、アイランズカテゴリー熟成19年以上の部でゴールドメダル

 に輝いています。

 香りはドライでややピーティ。麦芽感もあり。口に含むと糖化した麦

 汁の甘みが口中にぶわっと広がり、中盤からはトロピカルフルーツ

 を思わせる心地よさも現れ、フィニッシュではやや塩気を感じさせる

 非常に変化に富んだ味わいです。美味!

 現在では極めてリリースの少なくなってきた1980年代原酒のハイ

 ランドパーク。今回のようなリーズナブルプライスで飲める機会は

 段々と少なくなってくることでしょう。今のうちに是非!

 


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The Syndicate's CAOL ILA14YEARS(1990/2004) 700ml,46%

2016年05月27日 | カリラ

 「ザ・シンジケート/カリラ14年(1990/2004)」

  開栓日:2016年4月27日 ワンショット価格:2,400円

 

 ザ・シンジケートはブレンデッドウイスキーのThe Syndicate58/6をリリースしている

 会社で、オリジナルの味わいをウイスキー会の重鎮ウォレスミルロイ氏が再現してい

 ます。

 同社はシングルモルトにおいてはこのカリラとラガブリンをリリースしています。現在

 はThe Portman Group のDrinkawareの傘下に入っているとのこと。

 中身はカリラですが、ブリックラディ蒸留所でボトリングされたと記載されています。

 2004年だとブリックラディ蒸留所内にボトリングラインが完成していた頃ですから、

 シンジケート社が所有していた樽を同蒸留所に持ち込み瓶詰したのでしょうか。

 加水タイプではあるものの、非常に磯臭くヨード香の強いタイプのカリラです。

 しかし味わいは砂糖水のように甘く穏やかで、後半に苦みを帯びたスモーキーフレー

 ヴァーが控えめに顔を出す程度です。荒々しさではなく、落ち着いた円熟のアイラを

 お求めの方に是非おススメしたいカリラです。


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Arran20years(1995) for 20th Anniversary 700ml,50.6%

2016年05月27日 | アラン,ラグ

 「アラン20年(1995) 20周年記念デキャンタ」

  開栓日:2016年4月28日 ワンショット価格:3,000円

  

  アラン蒸留所の設立20周年を記念してリリースされた限定ボトルです。

  豪華なデキャンタボトルがいかにも高そうな雰囲気を醸し出しています。

  樽は初蒸留の際7番目に詰められたシェリーホグスヘッドNo.7。

  かなり濃いめの色調です。

  アプリコットやレーズンなどのドライフルーツの香り、乾いた麦、黒蜜など

  香りでは甘さが目立ちます。

  味わいは爽やかなオレンジ、ビターチョコ、辛口のマディラ、そして控えめ

  なタンニンとドライなフィニッシュ。

  色から想像したほど濃厚すぎる味わいではなく、意外な程爽やかな印象

  を受けました。試飲会でテイスティングした時はもう少し重たいイメージだ

  ったのですが、抜栓後1か月を経て良い方に変化したのかもしれません。


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