「ブラー・XO・グランフィーヌ」
700ml,40%
開栓日:2018年10月2日 1ショット:1600円
このラベルは1980年代後半から1990年代半ば
まで流通していたものですが、このボトルに
関しては外箱の底にロットナンバー的なもの
が印刷されていて、1989年に出荷されたもの
ではないかと思われます。
銘酒辞典を見るとフィーヌ表記となっていま
すが、このラベルはグランフィーヌ表記で、
ACカルヴァドス・ペイ・ドージュとなって
います。
この辺の表記の差はなんなのか、何か違いが
あるのか、私もまだ把握しておりません。
肝心の中身ですが、香りは思いの他フレッシュ
なリンゴ感が強く、古酒特有の枯れた印象を
与えません。
口に含むと甘みが強く、煮詰めたリンゴやフ
ルーツタルト、水飴などを感じ、余韻にかけ
てリンゴの皮付近の苦味と混ざり合いながら
ゆっくりと消えていきます。
カルヴァドスの古いボトリングはあまり経験
がありませんでしたが、これはかなり良いボ
トルに出会えたのではないでしょうか。