「ボウモア12年・旧瓶(2007年前後流通)」
開栓日:2014年10月30日 ワンショット価格:1,200円
ボウモア12年は2007年4月に新ラベルが発売され、しばらくは酒販店で新・旧
両瓶が併売されていましたが、こちらはその頃に購入したボトルで、逆算すると
1990年代前半から半ばに蒸留された原酒が使用されていると思われます。
色合いは現行品よりもやや赤みがかったように見えます。アタックでは思っていた
以上にピート、オークの香りを強く感じ、その奥にはオレンジピールやマーマレード
の爽やかな甘さもあります。ボディはややオイリーで、最初はメープルシロップや
アプリコットのドライフルーツなどの甘みが強く、段々とピーティな味わいが広がっ
てきてそのままフィニッシュへ・・・。
つい最近テイスティングした同じラベルの12年は、シルクプリントから紙ラベルに
移行した2003年頃のボトルで、パフューミーなフレーヴァーをはっきりと感じました。
そう考えると、この紙ラベル12年は流通時期によってかなり味わいが変わることに
なりそうですね。