★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

人はなぜ働くのか

2020年06月23日 12時18分28秒 | 徒然(つれづれ)
 人はなぜ働くのか。
 働くのが好きだから、生きがいだから、そんな人間も稀にはいるだろうが、ほとんどは生活のためだ。
 働かざる者食うべからずの、いにしえからの教えに忠実に我々は育ってきた。

 教育を受けるという執行猶予期間が終われば、大卒にせよ、高卒、中卒にせよ、人は皆、生活のための労働へと身を投じていく。
 もちろん、私もそのことに異を唱えるものではない。
 実際になんの疑問も持つことなく、大学を卒業して就職した。
 そしていつしか時は流れ、定年退職の日を迎えた。

 定年退職、文字通り定められた年齢で、職から退くということだ。
 学校も在籍期間が決められているのだから、仕事もそうであるはずだ。

 それがどうだ。
 定年退職後も働く人間のほうが多い。
 ほとんどは生活のためというが、果たしてそうだろうか。
 それによって得られる収入は、退職前に比べるとはるかに少ないはずだ。
 その収入のみで生活が成り立つはずもない。

 要は年金だけでは生活が苦しいからと誰もが言う。
 しかしそれは、もっともらしくいえば、余裕ある生活をしたい、穿った見方をすれば、年金収入以上に贅沢をしたいというだけの話だ。
 それならばある意味納得も行くが、嫁に強制されて嫌々ながら、とか、ブラブラしているとみっともないから、とか、することがなくてなんとなくとか、本来の労働の目的とは意味合いが異なっている。

 世の定年退職者に言いたい。
 君たちは十分に働いたのだ。
 あとは贅沢さえしなければ、年金収入でなんとかやっていけるはずだ。
 現に平均的な年金生活者である私はそれでやっている。
 中途半端な労働など、人生における時間の浪費ではないだろうか。

 人間は考える葦なのだ。
 晴耕雨読ではなく、晴考雨読でいくべきだ。
 定年退職後は、今までの人生を静かに振り返り、思考の森を探索すべき時なのだ。
 自室にこもり、パソコンの前に座り、何もしないことを非生産的なことと考えるのか、贅沢な過ごし方と考えるかは、あなた次第だ。


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コカコーラとの出会い

2020年06月23日 11時47分38秒 | コカコーラ
 小学校1年か2年の頃、炭酸飲料といえばラムネか三ツ矢サイダーだった。
 三ツ矢サイダーはちょっと高級な晴れの日の飲み物で、普段飲むのはラムネだった。

 そんなある日父親がグリココーラという炭酸飲料を買ってきた。
 それが私のコーラとの初めての出会いだ。
 その段階ではまだコカコーラの存在は知らなかった。

 グリコはキャラメルやチョコレートでおなじみで、当時の子供にはお菓子のトップブランドだった。
 さぞや美味しかろうとひと口飲んだグリココーラは、強烈に薬品臭くて飲めたものではなかった。
 以来コーラと私は疎遠になった。

 そんな私がコカコーラと出会ったのは中学生になってからだ。
 それまでにコマーシャルや広告、あるいはアメリカ製のテレビドラマや映画などで、コカコーラの存在自体は認識していた。
 しかしグリココーラのトラウマで飲んでみようとは思わなかった。

 そんな私が友達に勧められて、初めてコカコーラを飲んだのは中学1年生の時だった。
 恐る恐る飲んだコカコーラは、グリココーラとは似て非なるものというか、全然別物で、得も言われぬ旨さだった。

 こんなに旨い飲み物があったのかと、ある意味カルチャーショックを受けたものだ。
 ラムネや三ツ矢サイダーがまるで子供だましに思えたほどだ。
 まさに物質文明の先端を行くアメリカの最高傑作だと子供心に確信した。

 それ以来、65歳の今日まで、コカコーラとは切っても切れない縁になったのは言うまでもない。
 そして堂々、王将の餃子と並び、私の最後の晩餐候補にリストアップされた。


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吉野家にて

2020年06月23日 11時40分34秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキング途中で吉野家でブランチ。
 午前10時の閑散とした店内で2人掛のテーブルに着席。
 40代くらいの若いオバちゃん店員が注文を取りに来た。
 以下、店員と私の会話。

 店員「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」

 私「ねぎだく牛丼の並、汁だくで。それと生卵」

  店員は小さなタブレット端末に入力するが、新人なのか手間取っていた。
 店員「ねぎだく牛丼・・・大盛・・・汁だく・・・」

 私「並やで」心の声(おい、おい、大丈夫かいな)

 店員「失礼しました。ねぎだく牛丼・・・並ですね」

 私「汁だくやで」

 店員「はい、汁だくですね」

 私「あと、生卵ね」

 店員「はい、生卵ですね。ご注文を繰り返します。ねぎだく牛丼大盛・・・」

 私「大盛ちゃう、並やで」心の声(おい、おい、何回言わすねん)

 店員「失礼しました。ねぎだく牛丼並、汁だく、生卵ですね」

 私「はい」

  店員は戻っていき、厨房に注文を通す。
 店員「ねぎだく牛丼大盛・・・」

 私「並やで~」心の声(おまえ、おちょくっとんのか)

 店員「失礼しました。ねぎだく牛丼並、汁だく、生卵」

  待つことしばし。
  店員が料理を運んできた。

 店員「お待たせしました。ねぎだく牛丼大盛、汁だく、生卵です」

 私「並やで」心の声(どうしても大盛を食わせたいんか)

 店員「失礼しました。並ですね。レシートも並になっていました」
  レシートを見ると並になっていた。
  食べる前に疲れてしまった。


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