ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

持続的幸福のために…ポジティブ心理学

2019年10月27日 | カウンセリング




昨日は、心理カウンセリングの勉強会のあと
朝日カルチャーセンターに行きました。

タイプ別コミュニケーション法を学びました。

学生さんから大人まで
色々なタイプの方にお集まりいただき、
とても楽しく学べました。

コミュニケーションが良くなると
人間関係もよりよくなります。

だから、タイプ別に接し方を学ぶのです。

私たちは、生まれながらにして素晴らしい能力を持っています。

愛情と承認を求めています。

もし、自分が愛情が欲しければ
不平不満ばかり抱いて、犠牲者にならずに

先に人に愛情を与えることです。

〜幸福から持続的幸福へ〜
というサブタイトルがついた本が面白いです。



スピリチュアル面の健康度に関するモジュールは、

ボーリンググリーン州立大学心理学部教授のケン•バーガメントと、

ウエストポイント(陸軍士官学校)の行動科学•リーダーシップの教授である

パット•スウィニー大佐によって設計された。

このモジュールでは、兵士の「スピリチュアル•コア(核)」となる部分を中心にしているが、

これは自己認識、自己主体感、自己調整、自己動機つけ、及び社会的認識から構成されている。

(中略)

自己認識は、人生の差し迫った問題に対する洞察を得るために、
沈思と内省を伴います。

これはアイデンティティー、目的、意味•意義、世界の真実、自分らしくあること、生きるに値する人生を築くこと、自分の可能性を実現させることなどに関係しています。

自己主体感とは、自分のスピリットを成長させるための終わりなき旅が自分の義務であるという前提に関わるものです。

そのためには、自分の欠点や不完全さを受け入れ、
自分の人生では自分が主人公なのだと認識する必要があります。

自己調整は、自分の感情、思考、行動に関する理解とコントロールの能力を伴います。

人間のスピリットに関する自己動機付けは、自分の辿るべき日が、自らの最も奥深自己調整は、自分の感情、思考、行動に関する理解とコントロールの能力を伴います。

人間のスピリットに関する自己動機づけは、自分の辿るべき道が、自らの最も深奥にある願望を実現することにつながると言う期待感を伴います。

社会的認識は、関係性が人間のスピリットの成長に決定的な役割を果たすと言う認識に関わるものです。

特に肝要なのは、他人が、異なる価値観や、信念や、習慣を持つ権利があると認識することです。

そして自分自身の信念をあきらめることなく、他人の違う考え方に対して十分な配慮を行い、オープンであることを示す必要があります。

「ポジティブ心理学の挑戦」
マーティン•セリグマン著
宇野カオリ監訳
p.265-266
ディスカバートゥエンティーワン刊より抜粋




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愛着のカウンセリングがあります

2019年10月18日 | カウンセリング


コメントありがとうございます。


さくらさんからいただいた愛着についてのご質問にお答えしたいと思います。

愛着形成は、主に2歳まで

または、小学生位までには形成されていることが大切だと考えられています。

「子どもの脳は肌にある」の著書で有名な山口創先生は愛着について本に詳しく書かれています。

愛着は、肌感覚、つまり赤ちゃんの頃の抱っこされる感覚が大切なのです。

赤ちゃんが泣いた時に抱っこすること
おんぶすること
頭を撫でること
目と目を合わせること
微笑みかけること
赤ちゃんマッサージすることなどです。

大人になってからの愛着形成のプログラムはいろいろありますが
主にヨーロッパなどでは

カウンセラーとクライアントの関係性によって、

20年から30年かけて

もう一度、愛着形成をやり直すことが可能だと研究結果が発表され
本も出されています。

私が行っているカウンセリングでは愛着形成をもう少し短い時間でやり直そうと試みています。

私を指導してくださっている心理カウンセラーの倉成先生は「愛着のカウンセリング」を作って
クリニックなどで実践され多くの効果を研究結果として論文にまとめられています。

倉成先生の著書に
そのことも収められていますので、ここにご紹介しておきます。

カウンセリングの本の中で私が1番お勧めの本です。

「交流分析にもとづくカウンセリング」
ミネルヴァ書房
倉成宣佳著



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あえて悲惨な映像から遠ざかる

2019年10月03日 | カウンセリング



今日2019/10/03は、午後7時半過ぎから福岡市東区大橋会館にて講演です。

博多駅は、外国からの観光客でごった返しています。今日は大阪でラグビーの試合があるから九州から大移動だそうです。

さて、「共感疲労」という言葉を聞いたこと、ありますか?

共感疲労とは、他者の苦しみや悲しみに接したとき、感情移入しすぎてしまい、
無気力状態に陥ってしまうことです。

二次的外傷性ストレス[Secondary Traumatic Stress〈STS〉とも言います。

燃えつき症候群に似ており、心身が疲労して、心のエネルギーが低下してしまった状態を言います。

1990年代に、新しいストレスの名称として精神医学界で使われ始めたそうです。

がんなどの末期患者と接する医療従事者や、
外傷後ストレス障害(PTSD)患者の家族など、

苦しむ人を支援したり、苦しみを目の当たりにする人に起こると報告されています。

直接ではなく、間接的に、トラウマ(心的外傷)となりうる出来事に直面した場合に陥る心の状態のこと。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生後、
大津波が家屋や車をのみ込む場面や、
変わり果てた町の惨状など、
悲劇的な映像や報道が続いたため、
被害に遭わず無事に過ごしている自分に罪悪感を抱いたり、
無力感に陥った人が、多くいました。

私は、これがきっかけで
震災直後から、朝日カルチャーセンターで「感情処理法」の講座をするようになりました。

東北から遠く離れた九州で学校給食を作っている栄養士さんによると、
あの映像が毎日毎日流され、他の番組が一切放送されなかった数日間、
小学校の子どもたちの給食を残す量が
少しずつ増えて行き、
子どもたちはあの時期は、異常に食べなかったと話しておられました。

それで私は、ニュースなどで悲惨な映像や情報に触れることで、落ち込んだり、不安になったりしている方には、
あえて悲惨な映像から遠ざかるようにとアドバイスしています。


ここからは、対人援助職に多いとされる共感疲労について見ていきます。

他人を援助するということは、他人の人生に直接的に関わることです。

援助している人に対して抱く共感には、
肯定的な面と否定的な面の両方があります。


これからご紹介する自己テストは、
支援者用の自分の共感状態について気づくのを助けるものです。  

他人を援助する中で、バーンアウトや共感疲労のリスクがどれくらいあるのか、

また満足の程度がどれくらいであるのかということについて気づくきっかけにしてみてください。

以下の、自分についての項目を考えてみましょう。

これからあげる項目について、この一週間で、あなたがどれくらい頻繁に体験したかということを、正直に数字でお答え下さい。


援助者のための共感満足 / 共感疲労の自己テスト
 (Compassion Satisfaction/Fatigue Self-Test for Helpers) 
―日本社会事業大学版―(短縮版)


以下の1から34までの項目について、 
それぞれの文章の後の□に、該当する数字(0から5まで)を記入してください。

まったくない 0
ほとんどない 1
 2,3度ある  2
何度かある  3
 頻繁にある  4
かなり頻繁にある 5

あなたについての項目

1
幸せである。
2
私の人生は、満たされたものだと思う。
3
自分を支える信念をもっている。
4
他人から疎遠であると感じる。
5
過去のつらい体験を思い出させるような考えや感情を避けようとしてしまう。
6
過去のつらい体験を思い出させるような活動や状況を避けていると思う。
7
自分が援助している人に関連するフラッシュバック(場面を急に思い出すこと)を体験することが ある。
8
強いストレスを感じる体験をふりかえる時に、仲間からのよい支援を受けることができる。
9
大人になってから経験したトラウマとなる出来事を、思い出してしまうような体験をした。
10
子どもの頃経験したトラウマとなる出来事を、思い出してしまうような体験をした。
11
自分の人生におけるトラウマとなる体験を「ふりかえる」必要があると考えている。
12
自分が援助している人たちと関わることで、非常に多くの満足を得ている。
13
自分が援助している人たちと関わった後に、とても元気付けられる。
14
自分が援助をしている人が、私に対して言ったことやしたことにおびえている。
15
自分が援助している人の状況に似た夢に悩まされることがある。
16
自分が援助した人のなかでも、とりわけ難しい人との時間のことで、頭の中がいっぱいになるこ とがある。
17
自分が援助している人と関わっている間、過去のつらい体験を突然、無意識に思いだしたこと がある。
18
ささいなことで怒りを爆発させたり、いらいらしたりしてしまう。
19
自分が関わっている人を、どのように援助できるかということを考えるのが楽しい。
20
自分が援助している人から聞いた、トラウマとなるような体験のことが頭から離れず、眠れなく なっている。
21
援助している人たちのトラウマとなるストレスが、こちらに移ったかもしれないと思う。
22
自分自身が援助している人たちの幸福や福祉についてあんまり考えなくなったと思う。
23
援助者としての今の仕事に縛り付けられていると感じる。
24
自分が援助している人たちとの仕事に関連した絶望感がある。
25
自分が援助している人のうちの何人かについては、その人たちと関わるのが特に楽しい。
26
援助者という自分の仕事が好きである。
27
援助者として働く上で必要な手段や資源を持っていると思う。
28
自分は援助者として、「よく、やれている」と思う。
29
仕事仲間と楽しくやっている。
30
私が必要としている時には、自分の仕事仲間に頼って助けてもらえる。
31
仕事仲間は、助けを必要としている時には、私を頼ってくれる。
32
仕事仲間を信頼している。
33
どのように援助していくかという「援助や査定のための技法・知識」の進み具合に遅れずについ ていくことができていることに満足を感じる。
34
自分が、援助の技術や手順についていくことができていることに満足を感じる。


平成 21.22.23 年度日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究 C
「共感疲 労の観点に基づく被虐待児支援プログラムの構築」
「共感疲労の最適化水準モデル」とファンクショニング概念の構築に関する研究
藤 岡 孝 志著より引用


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あの時のことを思い出して、今どう感じるか

2019年09月30日 | カウンセリング
心理療法の研究をし、のちにフォーカシングという技法を考え出したジェンドリンの研究が面白いです。


ロジャーズが行っていたカウンセリングの成功・失敗事例の比較研究にジェンドリンが参加しました。

この研究では
「より深い話をする群の方が成功率が高い」
「過去の体験を語る群の方が成功率が高い」
などの仮説が立てられていました。

しかし、この仮説はいずれも該当しませんでした。


ジェンドリンは、クライアントの「話し方」に注目したそうです。

この研究で
クライアントの話の「内容」は成功率に関係が無く、
むしろクライアントがどのような「話し方」をするのかが重要とされました。

カウンセリングが上手くいくのに重要な話し方というのは、
過去から現在までに関する「今ここ」での体験に触れながら語ることだそうです。

「あの時どうだったか」ではなく、

「あの時のことを思い出して、どう感じるか」
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私は欲しくない

2019年09月23日 | カウンセリング
中身の濃い研修を終え、福岡に戻ります。

台風を潜り抜けて飛行機飛びそうです。

ここのところ続く台風の被害も心配です。

さて、だいぶ前のブログに「ラクダ」というタイトルの投稿したことがあります。

確か小学生の頃に鳥取砂丘に家族で旅行した時。

砂丘には、観光用のラクダが居て

兄が「ラクダに乗る、乗る」と、ラクダに乗りました。

母が「けいこも乗る?」と、訊いてくれた時

一瞬、ラクダの乗車代を2倍した覚えがあります。

いくらか定かに覚えていませんが
例えば800円なら1600円だと計算したのです。

「いやいい」と、私はとっさに答えました。

自分が欲しいと言うと、親に迷惑かけると思う子ども心。

大人になった今考えると健気だなぁと思います。

カウンセリングで分析すると「欲しがるな」

そして、大人になってカウンセリングを勉強した私は
もう自分が本当に欲しいものは
欲しいと言うようにしたいと思います。

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人目を気にしない日本人

2019年09月20日 | カウンセリング





今日から研修で東京です。

上空から見えた富士山は、真っ黒で

いただきにあるはずの白い雪が溶けてしまっています。

こんな暗い富士山を見るようになったのが私の記憶では67年前でしょうか?

どんなに暑い夏でも富士山の上空だけは白くて美しいものでした。

なんだかちょっとがっかりです。

さて電車移動していると携帯ゲームにはまって大きな声で大と声を上げる30代位の男性を見かけました。

周りの目を気にする日本人は
アメリカ精神医学会の診断規準で、
「対人恐怖症」がローマ字表記されているほど
日本人は人目を気にする
人との協調性を大事にする民族です。

こうした現象は、
ある部分、日本の文化が変わってしまっているのだなぁと感じさせる出来事です。
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学びによる人生の変化

2019年08月30日 | カウンセリング
心理カウンセラーを続けて50年の先生が
こんな励ましの言葉をくださいます。

【学びによって、癒しを求めれば、癒しに向かうことが可能になる。これは、私たちが持っている権利なのである】



私たちは、自分の人生脚本に従っていきています。

普段は、人生脚本に抗おうとして生きています。

例えば…

・一生懸命に頑張ばって仕事や勉強をしようとするが、不平不満が多く上手く行かない人間関係を渡り歩く

・自分の感情や欲求とは距離を置いて、何でもないふりをし、人と距離を置く

・達成感は感じないまま、次々とちゃんと目標に向かってやり続ける

・自分が正しいと主張し、人を批判しながら、きちんと、用心深く生きる

・自分より相手を優先して喜ばせようとして、相手が喜ばないと不満が溜まり犠牲者になる

・人を出し抜くことや馬鹿にすることを考えて人より優位に立ち優越感を感じるか、そうでなければ引きこもる


だから、学ぶことが大切です。

どうして、自分はこれを繰り返すのか?

カウンセリングを学ぶと
自分についての理解
他人についての理解が深まります。

そして、癒しの方向への方向を変えるのです。

癒しの方向とは、
例えば…

・一生懸命に頑張ばって仕事や勉強をしようとするのではなくて、ありのままの自分で何も変わらなくて良いことが分かる。
そして、不平不満から感謝の気持ちを感じ、協力することを学ぶ。

・自分の感情や欲求を感じ
何でもないふりを止め、人に頼ったり甘えたり、親密になる。

・達成感は感じ、ちゃんとしなくても、自分は価値があると思えるようになり、慈しみの時間を大切にする。

・自分や人を批判せず、安全や信頼・感謝の気持ちを感じる。

・考える能力を発揮し犠牲者を止めて、怒りを使って人と適切な境界線を引き、自分を優先して自分を喜ばせる。

・人より優位に立とうとするのでなく、人にストレートに愛情を求めて愛を感じて信頼して生きる。


学ぶことで、癒しの方向が分かってきます。

学びを止めると、人生脚本の力が強いから
ゴム銃みたいに、元の脚本の方向に引き戻され
元の木阿弥になってしまいます。


だからこそ、自分一人が癒しの方向に行くのではなくて

私自身についても
また、カウンセラーとしても

クライアントさんに気長に寄り添う
人生の伴奏者でありたいと思っています。
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心・技・体

2019年08月29日 | カウンセリング
お寺で修行する時
本当に細かい所作についてうるさく言われるそうです。

例えば
草履の揃え方
お茶の注ぎ方

お辞儀の仕方1つ違う日本の航空会社は
世界的にサービスの評価が高いですが

そういった茶道や華道といった
仏教の教えからもマナーを取り入れているようです。


仏教の教えに「心、技、体」と言うものがあります。

難しいものから順番に並んでいるそうで心が1番難しく次に技そして体の順番だそうです。

だから体から入るそうなんです。

日本人が昔から重んじてきた所さん
体から整える

これはカウンセリングで例えるならば蔵だから行動から帰ると行動療法に当たるかもしれません。

わざわざ話の聞き方あなたのスキルに当日本人が昔から重んじてきた所作
体から整える

これはカウンセリングで例えるならば体から行動から帰ると行動療法に当たるかもしれません。

技は話の聞き方などのスキル、技術ですね。

そして、私がカウンセリングに取り入れている「浣腸処理班」は
心にアプローチするやり方です。

例えば、交通事故にあって痛い首が痛い方が痛いなど病院や整骨院で治療を続けて10年も20年も経っていて病院の診察を受けるともう骨は異常がないしどこも悪くないと言われている方がカウンセリングに来られた時に
私は、感情を吐き出すことを手伝います。

交通事故にあったときの怖さ

その相手とのやりとりの中での傷つき

理不尽な思い

などを無意識のうちに我慢していたとすれば
それらの感情を吐き出します。

心を整えることが難しい事は 
瞑想法が生まれた何千年も前からわかっていました。

行動療法の最新のやり方も、この瞑想から着想を得ています。

私の取り入れいるカウンセリングでは、
感情を吐き出した後に
自分への思い込みを変えていくお手伝いをします。

例えば、小さい頃、親や先生などから否定されて「自分はバカだ」
と思い込んでいる方には、
「私は考える能力がある」と気づ気づいてそう心から思えるように支援します。

そして、その後は行動することです。

日常の生活の中で考えることを実践してもらう。

こうして自己肯定感が高まれば人生も変わってきます。





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何かと「自分が悪い」と思ってしまう人へ

2019年08月15日 | カウンセリング
何かと「自分が悪い」と思ってしまう人がいます。

何かうまくいかないことがあると
ついついくよくよして
何か別のいい方法があったのではないか?
などと、考えてしまう人がいます。

自分の責任でもないのに責任を感じたり
何かと自責の念を感じやすい人がいます。

自分の責任を感じやすい人はそれを感じるのは辛いので
何でも全てのことをうまくやろうとします。

何かうまくやれているときは自分を責めなくて良いのですが
何かうまくいかなかったときには自分を責めてしまいます。

たとえば、子どもの頃に
お母さんが大変そうにしている場合、

子どもは、なぜかお母さんが大変なのは、自分の責任だと思ってしまうことがあります。

そして、自分がお母さんを助けなければと思うのです。

だから、自分が悪い、自分が悪いと思ってしまう癖を変えていきましょう。

カウンセリングで、考え方の癖を修正していく試みを
感情処理法、交流分析、人格適応論などを使ってやっています。

つまり、これが性格を変えるカウンセリングです。

そして、子育て中の方へ…
子どもに幸せになって欲しかったら
お母さんが幸せになって、子どもの手本となること。

これは、決して、お母さんだけが身勝手に振る舞えと言っているのではありません。

「お母さんみたいになりたいなぁ」
「お母さんみたいに幸せになりたいなぁ」
と、子どもが憧れるお母さんになってほしいのです。

もちろん!
お父さんにも、子どもが憧れる大人になってほしいです。


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自分のことばかり話してしまう人の一歩

2019年07月05日 | カウンセリング
自分のことばかり話してしまう人は、
自分に自信がないのかもしれない。
 
自信がない人は、傷つきやすい。
 
そして、自分で自分を憐れんでいるかもしれない。
 
自信がない人は、怒りを感じにくいです。
 
怒りを感じにくいから、いつまでも、いつまでも、色んなことにこだわる。
 
忘れられない。
 
楽しくない。
 
自分を憐れんでいる間は、外に向かうはずの怒りが、自分に向かってきてる。
 
自分を責める。
 
そして、また、自分のことばかり話してしまう。
 
そんなスパイラルから抜け出すには、
遠慮なく、自分のことばかり話すこと。
 
ただし、相手を選ぶこと。
 
友だちに自分のことばかり話すと、嫌われそうだから、
 
カウンセラーの前で、思いっきり話す。
 
否定しないで、あなたの話を聴いたカウンセラーは、
 
あなたに向かった怒りを、外に出す手伝いをしてくれる。
 
感情処理の手伝いと共に
あなたがあなたを好きになる手伝いをしてくれる。
 
一人で出来なかったことへの助けを借りることも大切な一歩です。
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この世は無防備で、敵意や反感なしには身を守る方法はない?!

2019年06月15日 | カウンセリング
今日は、カウンセリングの研修で、対馬に来ています。
 
身近な人の笑顔が増えるためには、何が出来るか?
 
支援者のための勉強会は、とても充実しています。
 
 
 
例えば、無差別殺人事件
 
どうして、こんな事件が起こるのでしょうか。
 
 
 もしかしたら?
 
犯罪を犯してしまう前に、犯人が
 
この世の中が安全だと感じていれば…
 
悲惨な状況から抜け出る方法があると希望を持てていれば…
 
犯罪を防止するためにも
 
世の中は狂っていて、敵意や反感なしには、身を守る方法がないと思い込んでいる人が
 
出来るだけ早く
その人に寄り添って、敵意や反感を手放すお手伝いをしてくれる人生の伴奏者に出会えます様に…。
 
 
 
 
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心理臨床学会

2019年06月08日 | カウンセリング
今日から横浜市で開催されている心理臨床学会に参加しています。
 
日本を代表する心理学者、心理カウンセラーの先生が沢山いらっしゃいます。
 
お会いするだけでも、ドキドキします。
 
論文発表を聴いたり、レクチャーを受けたり…
 
さらに学んだことを持ち帰ります。
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私の責任か?その人の責任か?

2019年06月07日 | カウンセリング
私たちは、身の回りの人が病気で亡くなられたり、
事故に遭われたり
苦しい思いをされている時に
 
自分が何か出来たのではないか?
 
私のせいではないか?
 
などと、考えがちです。
 
それで、周りの人の不幸に、私ちちは、罪悪感、自責感などを感じやすいです。
 
カウンセリングの基本的な考え方は、
 
「過去と他人は変えられない。
変えられのは、今、ここの自分だけ。」
 
例えば、子どもの頃、両親がケンカばかりしていると、
子どもは、両親を取り持って親を幸せにしようとします。
 
親の不幸を自分のせいだと感じてしまいやすいのが、子どもです。
 
例えば、お父さんがお母さんを責めてばかりいて、
お母さんが不幸そうにしていると、
子どもは、お母さんがかわいそうになり、
お母さんを幸せにしようとします。
 
やがて、その子どもが大人になって
パートナーや子ども、夫、妻を幸せにしようとすることがあります。
 
「自分の思考・感情・行動は、自分に責任がある。」
 
「自分の思考・感情・行動は、自分が管理している。」
 
そう、思い直すと、人の不幸の責任は自分に背負うことがなくなって行きます。
 
その為に、感情処理が必要です。
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辛い記憶を忘れるには、それを思い出して人に話すこと。

2019年06月04日 | カウンセリング
人間には、都合の悪いことは、忘れるという性質があると言われます。
 
しかし、強い感情を体験すると、忘れられず、苦しんでる場合は、どうしたらいいのでしょうか。
 
そのヒントにアメリカで行われたシロクマ実験があります。
 
被験者を集めて、シロクマの一日を記録した50分のビデオを見てもらう実験が行われました。
 
3つのグループに分けてビデオ見た後に
被験者たちは、それぞれのグループには、以下の様にに言われました。
 
①シロクマのことは、覚えておいてください。
②シロクマのことは、考えても、考えなくてもいいです。
 
③シロクマのことだけは、考えないでください。
 
一年後に被験者に来てもらい、シロクマのビデオのことを覚えているかについて調べました。
 
 
結果は、③の考えないでくださいと言ったグループでした。
 
つまり、考えていいと思った方が忘れるということです。
 
この研究では、3つのグループとも、同じように思い出した時に
その思い出に、どうタグ付けしたかが違ったということです。
 
思い出しては、いけないと思えば思うほど、忘れられないのが人間だということです。
 
悪いことを思い出し、それを教訓にすることが大事だということです。
 
辛いことは、思い出して、人に話す方が
その時の強烈な感情は、消化されると言われています。
 
そして、その中から価値を見出すことが出来れば楽になると考えられています。
 
悪い記憶、辛い記憶、失敗から目を逸らさず、
それに向き合う勇気が出たら、
あなたにとって安全な人に話してみることです。
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無差別殺人事件の防止策のヒント

2019年05月30日 | カウンセリング
昨年、厚生労働省が発表した自殺対策白書に
 
世界保険機関のデータをもとに人口10万人あたりの自殺者の数を世界90ヵ国と日本を比べたデータがあります。
 
そのうち、日本で自殺した人は、6番目に多く
 
さらに、日本の若年層の死因の第1位は「自殺」です。
 
これは、先進国の中で、突出さて高い値だということが分かりました。
 
 
また、川崎市で起きた無差別殺傷事件には、ショックを受けました。
 
犯人は、どうして見知らぬ人を無差別にいきなり襲ったのだろうと思うと、空恐ろしくなります。
 
同時に大阪の 附属池田小の事件を思い出し、宅間守元死刑囚について書いてある本を
久しぶりに読み返しました。
 
 臨床心理士さんが、死刑執行前に、直接会いに行き、
宅間守元死刑囚から詳しく話を聴いています。
 
彼の父親は、家族全員に対して激しい暴力をふるっており、
ひどく殴って血を流して倒れる母親を彼は、見て育ったそうです。
 
彼は、暴力をふるう父親を憎悪し、寝ている間に包丁で刺殺ひてやろうと思ったこともあると述べています。
 
怖れ、怒りが憎悪になり
父親への憎悪が、他人へと向けられた可能性だってあります。
 
今後、あの様な凶悪犯罪の防止のために
犯人から聴いたことから学ぶ必要ががあります。
 
おススメの本を貼り付けておきます。
 
 
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