木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

棚板 脚

2009-06-02 22:59:54 | 木工
下駄箱の塗装はオイル仕上げにすることにし、取り出してみると残りわずか、慌てて注文しました。
その間、残っている棚板や脚のアジャスタなどを制作。

棚板はブナ、メープルまぜこぜで購入した板の中から柾目板を選び削って接ぎ合わせ

ところがこの板、削ってみると????材の名前がわからない。
材の色や感じは、ミズメとよく似ているが、導管の管孔はミズメより細く、材はミズメよりやや軽くやわらかい。
木理は交差しており削りにくいが、逆目を止めると絹のような光沢が出る。
どなたかご存じありませんか。


棚板は棚受けダボの溝を掘り、奧に空気抜きの切り込みをいれました。
(この一番上の材はブナなのですが・・・。)

次は脚。玄関のたたきは水平ではありません。従って高さ調整のアジャスタが必要になります。
できるだけ他の脚と違和感なく仕上げたいので、脚に組み込みました。
アジャスタベースが手に入らなかったので自作。まず、

脚にナットを入れる六角の穴を掘り


アジャスタが入る穴をトリマーで掘り、ナットを埋めて、

四角のワッシャーをネジ止めしてナットを固定。


これに市販のアジャスタをねじ込んでできあがり。
これで違和感なく約1cmの高さ調整ができます。
あとは塗装を残すのみとなりました。



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コメント (2)
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