木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

欅テーブル 続き

2009-11-09 21:45:23 | 木工
制作中の欅のテーブル

仕上げ削りが終わった脚を、蟻桟に大入れで入れます。


こうすると強度や耐久性がぐっと高まります。


蟻桟も他の部材に合わせて側面と木口にわずかな丸みを付け、仕上げ削り。


次は天板の木口の仕上げ削り。

この段階で念のために仮組みしてみます。

棚板、貫と脚を組み立て


摺り桟に嵌めました。OKです。
これをまたはずすのが一苦労なのですが・・・。


最後に天板の表の仕上げ削り。この段階で逆目を起こしたくないので2枚刃の鉋を使いました。
千代鶴貞秀作淡路の夕凪の1寸6分。こんなややこしい材でもサクサクと削れます。


残っている入り皮の隙間にはこくそを埋めました。漆を少し交ぜて周辺の色に合わせました。




コメント (2)
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