木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

比布倉鉋

2009-11-24 21:46:46 | 道具

欅座卓。


部材のほぞの加工が完了し、次は寄せ蟻の加工

今日の道具の主役はこれ、

比布倉鉋(ひぶくらかんな)
先日インターネットで大変安く販売されているのを見つけ購入し、今日が初使い。取りあえず、右勝手を仕立てて使いました。

この鉋、蟻桟を先にいくに従い細くするために、側面を削るのに使います。
通常は蟻作理鉋を使うのですが、木目を考えず木取りしたため逆目になってしまうので比布倉鉋を使うことにしました。


なかなか良い調子で削れます。


基本の蟻と蟻溝ができたので、次は嵌める箇所を切って嵌め、硬さの調整をしながらて寄せていきます。

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三木へ

2009-11-24 21:07:30 | 道具
いつもお世話になっている、千代鶴貞秀さんが、兵庫県の技能顕巧賞を受賞されました。
それを祝う集いに招かれ、三木へ行って来ました。


親子二代にわたる受賞。本当におめでとうございます。


集いには、山口県、長野県、愛媛県、名古屋など遠くから千代鶴貞秀作の鉋に魅せられた大工さんや木工家が10名ほど集まり、道具談議に花を咲かせました。
地元三木のS棟梁は、ご自慢の2寸5分の突きのみや、乱れ刃の鉋、ご自分で作られた、赤樫や鉄刀木(タガヤサン)の下端定規などを魅せてくださいました。
2寸5分の突き鑿はさすがに圧巻でした。


道具や木組みについていろいろ話をお聞きし、大変勉強になりました。
話をいていると、4時間ほどが瞬く間に過ぎてしまいました。

お弟子さんも最近めきめきと腕を上げられ、将来がとても楽しみです。
千代鶴さん、これからも元気で良い鉋を作り続けて頂きたいと思います。



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