木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

欅座卓 拭漆

2009-11-30 21:51:54 | 木工
11月も今日で終わり、明日からは12月。

工房の裏の景色も晩秋から冬の気配へと変わりつつあります。

しかし、座卓の納期が迫り、そんな感傷に浸っては居れません。

一昨日捨て刷りした漆もほぼ乾き、耐水ペーパーでの1回目の研ぎ。

天板の表。
わずかな鉋境や見落とした逆目もシビアに浮き上がります。


こちらは裏。裏だからと鉋仕上げの手を抜くとあとでえらい目に遭います。
とわかっていても、やはり表よりも仕上げは荒くなります。(反省!)


こちらは脚や貫、摺り桟
一部、座卓に関係ないものも入っています。

水気が乾いたら、漆を刷毛摺りして木に吸い込ませ、余分な漆はヘラでとります。

脚や貫は漆風呂で乾かします。風呂内はヒーターで20度に、湿度もほぼ80%に保たれています。


風呂に入らない天板はそのまま乾かします。
これからしばらく研ぎが続きます。

コメント (4)
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