昨日やり残した座板にほぞ穴をあけるため、
角鑿盤の材固定レバー部をはずし、送りハンドルを延長します。
背束を立てるためのほぞ穴を放射状にあけます。
この方法を思いつくことにより、背を丸棒でなく、板を使って腰当てと背中の曲線に合わせた背束を作ることができるようになりました。
仕口の仕上げ加工は、座板の縁を鉋で曲面に削って仕上げることからはじめます。
脚を補強する貫の仕上げ削りをして、それに合わせて脚に大入れの穴を掘ります。
後脚と座板の接合部。この時点では脚の仕上げ削りによる厚みの減りを見込んで座の溝幅を調整しています。
前脚と座板の接合部は力がかかる場所なので、中に2枚のほぞを仕込みます。
ややきつめにほぞを調整し、
脚の欠き取り部を座板の側面の曲線に合わせて仕上げます。隅を彫っているのは5厘鑿です
うまく合いました。
これで脚部と座板の接合部が完了。次は背と肘掛けです。