木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

肘掛け椅子 捨て摺り

2010-03-18 21:08:33 | 


14日に240番の耐水ペーパーで水研ぎをし塗った漆がほぼ乾いたので、今日は320番で研ぎました。
漆風呂からだして、準備完了です。


240番での水研ぎでおおかた取った鉋境や逆目が320番の研ぎでほぼ完全に取れました。
漆は完全に乾いているだろうと思っていましたが、導管の中までまだ完全には乾き切っていませんでした。
それは、なぜわかるかというと・・・

表面が研がれ奧からしみ出した漆が、材を押さえている左手の手のひらにいっぱい付くのです。
特に240番で研いだ時はもっとたくさんつきました。
それだけしっかり漆を摺り込むことができていたのですが、最初はやはり1週間以上乾かさないと導管の奧まで完全には乾いてくれないようです。


すべて研ぎ上げ、この後また漆を刷毛摺りしました。
次の400番での研ぎは来週になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする