木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

十角箱 被せ蓋組立

2011-07-03 23:37:31 | 木工
制作の一番の山場、被せ蓋の組立

内側の拭漆が済み、養生のマスキングテープを外して準備完了


天板はここで十角形に切断し、側板との組む仕口の加工をします。


側板は木口台で正確に削ります。
10枚の寸法をきっちり合わせないと正十角形になりません。


仮組みし、身の寸法と合うことと正十角形になることを確認。


組立。接着には麦漆を使いました。


組立が完了。ゴムバンドで押さえて風呂で乾かします。
麦漆が完全に乾燥するには、1~2週間はかかるでしょう。


こちらは曲げ輪っぱの弁当箱。隅の地を生漆で固めた後、錆を付けました。



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