conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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冬抄

2005-11-17 00:29:00 | 詩歌

欠礼の文かく部屋に過ぎし日の 香をおびたるハイビスカスの花

冬は駆け足でやってくる
と思ったら 木の枝には
黄葉しきれない葉が
暖冬の陽だまりの中で揺らしている

ハエが背を温めてじっとしていても
狂い咲きの庭に目をやっても
やっぱり冬はやって来る

夜になってストーブをつけ
ブログの前に座るとき
足の冷たさに気づきます

カフェの「足跡」を一巡し
どうにかこうにか自分に返ると
心のなかにも微かな風が吹いて
うつろい行く時の流れを感じている

夜半の暗い天井に目をやると
夜気のなかにも肌の寒さが
忍び寄る
やっぱり冬はやって来る

  








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