雨後の夜の積読本の多さかな
雨後は気が鎮まるというか、大気の中を遠くの方へ思いを寄せる、定かでない意識が生じて、ぼーっとしているような、何処かで冴えてるような、一種の快感すらあるのだが、甚だ捕らえどころの無い吾が身を眺めていたりする。
こんな時は、やたら分厚い本を書棚から取り出して・・・例えばP.F.ドラッカー著『断絶の時代』なんか・・・やけに重い書物の手触りに安堵感を覚えたりして、そのまま仕舞い込んでしまう。決して読むことが目的で無いから、ページをめくっても二、三行を目でなぞるだけである。かなりシックな雨の後遺症ということか。