五月晴れの好天気に恵まれて、梅雨前のつかの間の暑い「夏日」となりました。家々には鯉幟ならぬ洗濯物の満艦飾が見られ、洗濯の絶好日到来です。
ひるまえのNHK・BSでは、『国際バラとガーデニングショー』が、西武ドームの特設会場から生中継で放映されていた。
本場の英国風ガーデンのミニチュア版ともいえる、区切られたブースの中で様々な人がバラを競っていた。
香りが茶の間に届くかのような、バラ、バラ、バラ、である。
案内役の柳生慎吾も自前のブースを持って、別荘のある八ヶ岳のイメージを表現したと言う。実はこの『国際バラとガーデニングショー』を私は既にみている。
八ヶ岳とバラ、この取り合わせに多少の違和を感じないわけではないが、慎吾の笑顔が「そんなことどうでもいいよ」と払拭してくれた。
柳生家の別荘は知らないが、お店のほう『八ヶ岳倶楽部』には何度か行ったことがある。レストランとショップを兼ねた店の裏庭が、自然林のままでいい。絶えず野鳥の声が降ってきて、枕木を敷いた遊歩道に立つと、高原の爽やかな冷気が身を包んでくれる。
慎吾はこのような林の雰囲気を表現したかったのだろう。肝心な彼のブースはタイミング悪く見られなかったけど。
もう一つ気を引いたのが『イングリッシュガーデン』という名のブースで、信州蓼科にある純英国風の庭園である。ガーデンとスナックショップを併せ持ったユニークな庭園であり、ここにも一度訪ねたことがある。
さほど広大ではないが幾何学的配置の庭園で、管理しているのも英国人だから英国風の感じはする。
この『イングリッシュガーデン』のブースがどうであったかは見逃した。はなはだ心もとないガーデニングショーの、まあ、思い出記になりました。