conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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後遺症の自死

2008-10-03 22:54:00 | 日記

まだ記憶に生なましいJR福知山線脱線事故ですが、すでに3年5ヶ月も経った今、後遺症によると思われる自死者が出てしまいました。未来あるはずの25歳の青年。
頚椎の損傷があったそうで、さぞ辛かったろうと思います。私の周りでも頚椎損傷による神経系の障がいから、命を絶った人がいます。
他者は『弱虫』とか『意気地なし』とか言いましたが、そんなものじゃない。
10キログラムの頭を支えている頚骨の損傷となれば、脊髄を通る神経の束を痛める恐れもあり、結果として精神コントロールが利かない、抑制を失った末の自死に至るケースを見るのである。想像を超える沈鬱な精神状態に耐えられなくなって一線を越えてしまう、そこに至る苦痛の深さを思う。
日々の暮らしの上に、否応なく「鬱」が重くのしかかって、生きようとする意欲を削いでしまうからです。とかく、外見で見えないところの障がいは、他者の思いやりも行き届かない。青年のご冥福を祈ります。



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