conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

多摩散策

2008-10-25 22:24:00 | 日記

秋冷・・・ひたひたと細い雨の降る晩秋であります。
このような季節を『寂しいかぎり』、『どこまでも広がる寂しさ』、と読んだ詩人もいるようです。
この寂しさを、この余情を、打ち消すような無粋きわまる経済情勢が、詩人の胸懐を凍らせているかも知れません。もっとも、詩人の懐は常に凍っているのでしょうけど・・(意味不明)

私の住んでいる多摩地方は、山懐(と言うよりは丘ですが)に抱かれる平地にあり、清流魚の遊泳する多摩川に育まれた、豊かな自然の中にあります。たとえば多摩川上流域の御岳渓谷は、私の大好きなヒーリングコースですし、巨岩巨石に打ち当たりながら、激流の下るさまを見るのは胸のすく思いです。渓流の表情を見ているだけで心が癒されます。

川沿いに設けられたプロムナードを歩けば、『お山の杉の子』の歌碑にも出会います。これは戦争で疎開された子供と関係あるのかな、どうも違うようだ。戦争中には違いないけど、元歌の背景は小さな杉の子に託して、敗戦色濃い戦争末期の子供たちを励ますと言うか、鼓舞する歌のようでした。一番から六番まで歌詞がついている。Googleの検索で調べてみました。
歌碑には、サトウハチロー作詞とありましたが、元の作詞者は『吉田テフ子』と言う方で、サトウハチローは戦争色の滲むところを、部分的に補作したようです。

コメント