この頃は童謡を聴く機会がめっきり減った。そのような場所へ出向くこともなくなったわけだけれど、家の中では気の向くままにハーモニカを吹奏している。
思いつくままの、童謡や唱歌を連綿と吹いて終わりにするのが何時ものパターンで、目の前で聴いてくれるのが愛犬タローだ。タローは、最初の曲だけはメロディに合わせて、うゥゥう~と歌ってくれるが、後は吼えまくり・・・。
童謡には魂を純化させ、辛い思い出を忘れさせてくれる効用があるようだ。
妻の幼友達が最愛の息子さんを亡くし、長い間PTSD(心的外傷)に苦しんでいたけれど、妻の誘いで『童謡の会』に入り、一緒に歌っているうちに表情が明るくなって、前向きに生きられるようになったそうである。おそらく、かけがえのない幼友達と歌い、童謡の純情に触れたことで悲しみが癒されたのでしょう。