conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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過ぎゆく時

2010-12-25 19:11:00 | 日記
師走暮れの夕風は身に沁みる。臨時の職務に就いてはいるけれど、心理的には現役リタイア―の空虚さが尾を曳いている・・・本業から反れている・・・わけで、いろいろと反芻反復しているところであります。

ここまでの身の処理を考えてみると、『必然』に導かれた結果として現状を肯定してきた面があるので、後悔の念は些かもないのだが、人生を共にした伴侶が消えてしまった感もないではない。寂しさはかつての活力の減退にあるようだ。

老いても現状を肯定的に捉え、新たな目標を立てよう。
新しい創造の世界へ踏み出すのも楽しいことだ。

胸のうちに熱い思いを秘めて、人知れず密かに粘土のように捏ねる。
確かにマゾ的志向だな。言を押さえて黙々と目標に近づける、そんな姿に「美」的魅力を感じているのは、根がロマンチストだからだと思う。

さて、暮れの落日は早い。イブの聖夜は炬燵を囲んで、家族だんらんの食事会になったけれど、いつもよりは濃度の高い団らんであってみれば、あながち罰も当たるまい。
『ゆく年くる年』の鐘を突く光景も、雪国ならではの緊張感と抒情がひしひしと伝わってきて好きな寸景でもある。

一年の反省も待たず過ぎ行く時よ
また、待たれても困る年の瀬である。
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