台風13号が関東地方を直撃しそうな進路予測である。何度も予測の猛襲から外れていた我が家にも、年貢の納め時が来たというべきか。明日のことは明日のこと、とか言っているのも今のうち、暴風雨圏に入るときは、事前に外回りの器物を固定してきたし、今回もそうするつもりでいる。そうした上で台風に振られたなら万々歳ではないか。台風の危惧と言えば、もう一つのマスコミ旋風がテレビの画面を揺るがした。ジャニー喜多川氏の性加害問題だが、不思議に思うことは、なぜ性倒錯が起きるのか?なぜ未熟な少年に対する性志向が繰り返されてきたのか?当事者にも分からないかも知れない肉体の呻きを、どのような神の采配で組み込まれて、人類の歴史に付随してきたのか?当事者にも分からないものを一介のブログ人が分かるはずもないけれど、三島由紀夫の『仮面の告白』なんかを参考に推察すれば、何か肉体的なコンプレックスが下敷きにあるのでは?などと根拠もない推察をしてしまうのである。
ジャニー喜多川氏の未成年者志向が注目されるのは、被害を受けた元少年の心の傷が深いであろうと容易に察せられることだ。一生をフイにした罪は、あの世ではなく、この世で裁かれるべき人倫の問題であったと思う。