◇ある女優の不在(Se rokh)
ジャファル・パナヒっぽい作品で、それはそれでいいんだけど、ベーナズ・ジャファリが高畑淳子に見えて仕方がない。
しょっぱなの告白首吊り動画のあたりはとってもおもしろい。けど、邦題が良くないなあ。女優の不在というのはいなくなられた側の視点でこれほその女優の視点だから。で、視点は監督に徹してる。ところが、おもしろいのは最初だけであとは単調だった。なんかドキュメンタリーの皮をかぶってる分、なんともどっちつかずの物語で、最後の山の稜線をずっと歩いて行くとそれと入れ違いにトラックがやってくるのは象徴だとしても長すぎる。