シビル・ウォー アメリカ最後の日(Civil War)
物語に気持ちを入れるまで時間が掛かる。だってとっくに内戦が始まってるから。テキサスとカリフォルニアが西部同盟とか組んで叛乱を起こして、フロリダが与しかけてるのはテレビの大統領による投げ掛けでわかるが、それだけだ。
音楽の扱い方がどうもしっくりこない。現実のポップスを流すことの効果はわかるけどどうもね。国連の支援団体の女の子がめちゃくちゃ綺麗だ。とかおもってたら、後半、ゆるい音楽とスローモーションが始まり、戦火の爪痕を点描するのを観て、わかった。
これ『地獄の黙示録』なのね。
狙撃兵に、相手は誰だ?と尋ねたとき、さあにと、やつらが狙ってくるからおれたちも狙うと答えてライフルをかまえたとき、確信したわ。
でも、記者が戦場に立つときの心構えとして、ヘルメットをしないってことあるか?キルスティン・ダンストもケイリー・スピーニーもヘルメット無しってのは、どうにもいただけないぞ。それで、泣こうが飛び込もうがなんだかシラける。