◇ミッドナイト・マーダー・ライブ(On the Line)
メル・ギブソンのひとり舞台なんだけど、トーク・レディオとどうちがうのかな?
まあ、鼻持ちならないDJっていう設定なんだから、ギブソンの熱っ苦しい演技もけっこう嵌まってる気はする。ウィリアム・モーズリーの情けなさも嵌まってるけど、見ているうちに「あ、これって」とおもいだした映画が2本ある。マイケル・ダグラスとデビッド・フィンチャーの『ゲーム』とグスタフ・モーラーの『THE GUILTY ギルティ』で、まあそのふたつの作品をおもいだして組み合わせてるんだねって。
ただまあ、ラジオ局だけが舞台っていう密室劇は、どうしても開放感がないし、低予算な感じがありありとしてきて、これまでのメル・ギブソンの映画っぽくないなあって気もしちゃう。