まだ風邪の後遺症が残っている。咳がとまらないし、やはり治りきっていないのだろう。幸い週末は春の嵐予報なので、静かに治すほかない。
さてオリンパスのズームレンズを使用した画像をアップさせるときは、photoshopで色調補正を整えることが多いが、ライツ・エルマリートで撮影した画像は、そのままアップさせた方が、その場の冷たい空気が伝わるようである。しんしんと冷える寒い空間をよく描写してくれるようだ。
オリンパスの単焦点レンズももちろん描写力のある優れものだが、ライツはそれ以上に空気迄写しとめるかのような素晴らしい描写力である。今度東京に出たら、銀座のレモン社などを徘徊してみよう。まだライツ時代のレンズがあるだろうか。M3そしてM4時代のレンズが最も綺麗な描写をしてくれるようだ。
こうなると死蔵しているニコン用ディスタゴン25mmなども冬の風景の中で試みればよかったと思う。そんなことを考えだすとやはり単焦点レンズの描写力には、興味がつきない。そういうことを再認識させてくれるところが、古いレンズとデジタルメカニズムとがバランスしているマイクロフォーサーズの面白さである。現代の光学設計とは違った往年のレンズも、もっと見直されてよいと思われる。
さて今日は大学に出かけて、メールをすべて消去し、前年度のファィルを整理し、随分Macも軽くなったようだ。捨て去る爽快感と言うよりも、消えて当然という気分のほうが強かった。
新幹線京都-米原,2013年1月27日
OLYMPUS OM-D E-M5, LEITZ ELEMARIT28mmF2.8, ISO200,露出補正±0,f8,1/1000.