Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイング63. 下駄電

2013年04月25日 | drawing
 新幹線に乗ると、人間の態度が横柄になる人種が多い。
 前にも書いたが、私が狭い通路を歩いていると、前からも来るおじさんが、慇懃な目つきで胸をそらして威張りくさり、暗黙のうちに「じゃまだ、どけ」と言ってるような横柄さが見て取れるように向かってくる。このまま進んだら、どうなるか。ぶつかる寸前で、私は空いている席にヒラリと身をかわす。すると突然おじさんは腰をおり、恐縮して通り過ぎてゆく。つまり自分から進んで物事をリードしようとはしないのである。
 もう一つ日本人の悪い例をあげれば、知らない人に声をかけることができない。それでいて家族には甘いくせに、外の世界にでは、相手に対する身のこなしかたができない。つまり内弁慶なのだ。
 外国人の例をあげよう。定食屋で私がお新香の器が空だと思っていると、隣の外国人が器をほいっと貸してくれる。よく周りの状況をみていると思う。そしてフレンドリーだ。
 私に言わせると、醜い日本人が新幹線には多いということだ。そういう新幹線に下駄履きで乗って、名古屋の東急ハンズへ買い物に出かけたこともあったな。わたしにとっての新幹線は、通勤電車であり、下駄電だよ。
 あと下駄電で邪魔なのが車内販売。降りる時にいつものろのろとしか動かないカートに遭遇するのだ。これを通り越すのが難儀なのだ。第一大変まずい弁当と紋切り型の酒のつまみしかないので、私が車販を利用することはない。あれやめて、車内に充実した商品を置いた車販コーナーでもつくったらと私は思うけど。
コメント
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