Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE912. LIFE

2014年04月12日 | field work
 私の研究室の設備更新は、何年ぶりだろうか。前回は、デュアル・コアのパワーマックG5と30インチモニターが登場した頃で、2005年になる。あれから9年が経過し。その間にG5は、研究室で余っていたインテルマックG5に入れ替えて今に至る。
 パソコンは、一つの機材を長くつかうことができない。プログラムや技術革新が早く、使えない周辺機器が発生する。それがフィルムスキャナー・ニコンクールスキャンED9000だ。なにしろ30万もしたのだよ。値段の割にはフィルムを押さえ込むカートリッジが、ちゃちで鳴かされた。35mmや中判の手元の大量のフィルム画像をデジタル化できるようにと調達しておいた機材だが、手元の写真をデジタル化するよりも早く、撮影自体がデジタルになりあまり使わなかった機材である。
 もちろん今は製造中止となり、フラッドヘッドスキャナーにとって変わり、それも複合機の中に組み込まれて、単独のスキャナーは無くなりつつある。総じて画像の管理は楽になり、コストもかからなくなったが、過去の遺産は使えなくなりつつある。
 最近LIFEという映画があった。もちろんあのアメリカの著名な写真雑誌LIFE最後の物語だ。実際には、膨大なLIFEのフィルム画像遺産1000万点が、Googleのアーカイブで公開され、プリント画像でも販売される。であれば、いずれ街の風景の傑作を一つ部屋に置こうかという気分にもなる。デジタル化とともに過去の膨大な遺産を残してゆくところが評価されるだろう。
 さて時間があったら研究室に置いてあるLIFE写真全集を見ながら、全判で注文すべき写真でも物色するとしよう。それに研究室の機器も更新したし、古いテイストと新しいテイストとがまざりあって面白い。いろいろと休日出勤の楽しみが増えたというべきか。あちゃ、まだ肝心のランドスケープソフトがトラブル続きでインストールできていないし、それに論文も片づいていない。まだまだ本格稼働ではないやれやれの日々が続く。

徳島県・脇町
OLYMPUS E-M1,LEICA MACRO ELEMARIT45mm/F2.8
ISO200,露出補正-0.3,f4,1/200
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする