Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1365. 夏の終わり

2016年09月20日 | field work
 今回のロシアの旅で撮影した私の好きな画像。旅の旅程をつくり終始我々をエスコートしてくれた筑波大の博士、私には特有の発音に聞こえる英語を話すスペインからの東大の留学生、我々を廃墟同然の教会の内部に入れてくれて説明をしてくれたロニ村のオバハン、それに我々を運んでくれた運転手。そんな光景に自然にレンズが向いていた。
 ロニ村を後にして、私達は帰国の途についた。さてまたインタンブール経由で夜には関空について、早速寿司を食べたが感動するほどの旨さではなかった。多分ロシアの味というよりも現代の食文化の味覚に慣らされているのだろう。
 旅は帰るためにあるといってもよい。機内で書かされる書類に、Go homeという項目がある。まさに家に帰るのである。それだけに、心も少し軽くなってくるようだった。いつもそうなのだが、仕事で海外へ出かけた時は大役を果たして一仕事終わったという感じがあり、帰るその瞬間がとても心地よい。旅は帰るためにあるといってよい。翌日は休みではなく朝から大学だった。
 ロシア・ウクライナから戻って丁度一ヶ月。 さて今日の夜からは、ようやく取れた夏期休暇だ。もう京都は夏が終わっているけど沖縄でダイビングをしてすごそうと目論んでいる。沖縄は、まだ夏だろうか。それに浦添城の想像復元に向けた地形図を公文書館で探さなきゃ。なんだよ、それって結局仕事じゃないか。そう仕事も少し抱えながらの夏期休暇だ。
 この間次から次へと雑用が続き、大変多忙な時間だったが、それはそれで充実していたのだろう。さて夏期休暇が終わったらやりかけの本の校正をしなければならない。目下年内刊行をめざしている。それに旅の記録ではないが、ロシアと浦添城想像復元の原稿もかかなければならない。
 今年は尋常な暑さではなかったという京都の夏も終わりだ。夏の終わりは、旅の終わりにも似ていて、どこか感傷的な時間に感じている。
 さて感傷にふけっている場合ではなく夏期休暇。つまりダイビング・・・台風で飛行機飛ぶかな。

ウクライナ・ロニ村
OLYMPUS OM-D  E-M1, Leica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8
SO200,焦点距離7mm,露出補正0,f7.1,1/400
コメント
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