魚影、つまり魚の群れのことだ。魚影の濃そうな画像を集めてみた。
台風通過後だし、取り残されたように低気圧がまだいるので横殴りの雨のなかでのダイビングだった。画像は、すべてストロボを発光させているから、水中の浮遊物の反射がうつりこんでいる。太陽がでていないので、ストロボで補助的に光を補わないと魚の色が出ないわけ。それでもコントラストの低い画像なので、Photoshopの後処理を盛大におこなってようやくアップできる画像になったかな?、というところ。
ニコンW300の内蔵ストロボが届く範囲は0.5m、大きな外付けストロボでも2mの範囲ぐらいしか光は届かない。それでもストロボがあれば鮮やかな魚の色を捉えることができる。やはり太陽光が水中に射さないと、なかなか綺麗には撮れない、なんてったって雨だもん。
5日間のダイビングの初日の朝の気分は、実はとても憂鬱なのだ。ピックアップの車なんか待っているときは大いに心が落ち込む。なんでこんな連日ダイビングスケジュールをつくったか、体がついて行くかなとか、耳抜きができるだろうかとか、不安要素蓄積で自分を呪いたくなる。
そんなとき追い打ちをかけるように雨(沖縄は横殴りのスコール)だったら猛烈な意欲低下で、波が高くて船が欠航になりますようにと、念じている。それを吹き飛ばすように、迎えのインストラクターの顔をみると出航するのか・・・、そうなると諦め感覚で、エイ!、もうなりゆきだ!!、という気分で出かけるわけだ。そして荒波をけたてて、つまり大いに揺れながら慶良間にたどりつく。全く水中画像の撮影は、難儀なプロセスの積み重ねだ。
沖縄県慶良間諸島
ニコンCoolpixW300
1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/200
2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/40
3)ISO160,焦点距離6.6mm,露出補正0,f/4.2,1/30
4)ISO180,焦点距離6.1mm,露出補正0,f/4.2,1/100