清水寺へ散歩にゆくとき市バスを使うことがある。この界隈だと移動は市バスとタクシーしかない。
当然、大きなベビーカーやカートを引きずりながら外国人達が大挙して市バスにのってくる。もちろん車内は混雑!。ふと思ったのは、市バスの車体といい椅子といい全てのスケール感が小さいのだ。特に椅子なんか50年前の人体寸法幅だ。だから椅子が前向きの場合は外国人が座ると窮屈だ。海外のバスはもうひとまわりぐらい大きい。
そんなわけで優先座席の長椅子に堂々と座る。そこしか座れないのである。もちろん英語の案内はない。大変目立たない地味な日本語とイラストが優先席の表示あるが小さすぎて外国人達の眼に入らない。日本のサインはすべてが控えめであり、コミュニケーション意識が欠落している日本人の悪い意識が露出しているのがバスデザインだ。
バスには車両限界があるが、実際にはもう一回り大きく出来るはずだが、なんとこれより小さいバスも走っている。京都は道が狭いからね。
公共交通機関の椅子で外国人が座れるのは新幹線の椅子ぐらいだ。それとて体格がよい外国人には少しきついと思われる。
もうユニバーサルデザインの時代になって久しい。サインや椅子や車両の寸法も外国人の体型でも利用できるサイズにすべきだろう。戦後まもなくつくられた小さな日本人向けスモールサイズの標準仕様なんか、やめたらどうかな思う。
日本は、すべてが小さすぎるのだ。バスといい飲食店の椅子といい、もうつめこもうという考え方の時代ではない。そして国際規格の英文サインが必要だ。日本人は初歩的英語はわかるので、もっと英文文字を大きくすべきだろう。
iPon13pro