積雪注意報が出されている。リュウ君からメールが来た。「病院へ薬をもらいに来た。また昼をたべようよ!」というわけだ。青森の人だから雪ぐらいで足が止まることはない。
ナンタルの小さな洋食屋で、午後の時間を過ごしていた。
リュウ君「最近、ウチの娘が風呂から上がって裸で私の前をすり抜けてゆくんだよ。私は挑発してんのかと思ったら、クリスマスには男の子のギフトが欲しい!、とおねだりされたりで早熟の娘を持つと大変なんだよ」。
「つまりパパを裸で刺激すれば弟分ができるかもしれないというわけだ。理屈としては筋道が通っているけど・・・」。
リュウ君「そうなんだよ。えっ、でも刺激すると子供ができるなんて何処で勉強したんだろう?。私インポデスー、なんていってる場合ではなくて、可愛い男の子がいいなといわれて、約束だよといって指切りげんまんされたりさ・・、おれ!、シアリスもらいに通院しているのにさ」。
「友達同士の会話で子供の作り方を学んだんだ。上さんはどんな顔してんの?」。
リュウ君「おおおっ、がんばろう!!、だってさ。簡単に言うなよなぁー。種作るのも大変なんだらかさぁー」。
「ふぅーーん、でッ頑張らされているわけだ」。
リュウ君「そうだよ。畑に種まきゃ育つというわけじゃないでしょうよ。人間は・・・」。
「たしか上さんってまだ若いんじゃない」。
リュウ君「まだ30代後半だもん」。
「まあ神様次第だねぇー」。
リュウ君「そんな研究者がトホホみたいなこと言わないでよ」。
「だって子作りってトホホの世界だよ。日本人って計算高いから、育てるのに養育費がいくらで、良い大学に入れるためにはどこの塾に通わせた方がよいとか、トータルで子育てに費用がかかるから子供は一人でいいや、となっている。だから人口はドンドン減少し世界一の高齢者国家だよ」。
リュウ君「ウチの上さんは、そんなことお構いなしだもん。それ言っても、ハアソウナノ!?、じゃフィリピンで育てようよ!!!、と簡単に言われてしまった」。
「子作りを国家の政策に掲げなければならないほど人口が困窮している国と、おおらかに人口が増えてゆく国の違いだな。まあ日本は人口貧乏国なんだよ。人口って国家の基本だから、それが乏しいと国も栄えないねぇー。日本ってしょぼい国になったもん」。
リュウ君「うん、だって円が安くなった。このまま円安が続くとフィリピンに行けないよーーーーー」。
「永久に円安と物価高が続いて、高齢者が世界一多いジャパンというわけだ」。
リュウ君「そりゃ確かにショボい国だなぁー」。
・・・
外では大粒の雪が降り続いている。
リュウ君は船は欠航だから列車で帰るといってナンタルの駅に向かった。
リュウ君に会うと林檎が食べたくなる。
あの酸っぱい風味が小樽の雪の空気となじむ。
林檎を囓りながら家に帰ろう。
入船町の生協に立ち寄った。
やっぱリュウ君に青森の林檎を持ってきてもらえば良かった。
スーパーの林檎は少し鮮度が落ちるからなぁー。
そのとき・・・、
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