Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング573. 小説:小樽の翆501.うちの上さん

2022年02月08日 | Sensual novel

 

ベーヤン「You Tubeを見ていたら、新婚家庭のショート画像が人気があってさあ、遊び相手の旦那だよ。子供はといったら、面倒だからもっと遊びたいだって。現代っ子ってこんな感じなんだろう。フィリピンもおんなじかい?」

榊原「フィリピンといっても広いからね。マニラなんか日本と同じかもしれないけど、田舎は違うと思う。つまり女の子って結婚の目的が、最初からはっきりしているんだよ。つまり子供をつくる事。これにつきる。だから美男子だったり、才能があったり、そんな良い遺伝子に惹かれるのでしょう」

「意外にプリミティブなんだ」

榊原「そう原始的だよね。そこに最先端を走る現代人は、安らぎを感じたりしてさ。まあ僕の事ですけどね((*^▽^*))、でつ・・・」

ベーヤン「でっ、の次は?」

榊原「うーーんいっちゃおうかな!。実は上さんが雪が見たいというので今晩小樽に来るんですよォー

「迎えにユカナクテイイノ?」

榊原「ナビで検索して小樽にくるっていうんですよ。もう小樽に着く頃です」

ベーヤン「フィリピンの人が雪!。そりゃ、引き留めて悪かったな、いいよ迎えに行っても」

榊原「エアロビクスのインストラクターをしているから体は頑丈なのよ。それで雪国といったら、みたーーいだよ。もうじきここへ来るというんですよ」

ベーヤン「えっ!、ここへ。わかるかなぁー」

榊原「多分わかると思います」

・・・

遠くで、いらっしゃませ!、という声がしている。

英語が聞こえている。

つかつかと、カーリーヘアのオリバーピーブルの眼鏡をかけたスタイリングな若いダンサー風のボディがやってきた。

榊原「紹介します。うちの上さんです!」

ジーナ「ケンチクカ、サカキバラのカナイデスゥー」

(*^▽^*)

・・・・・

一同唖然とし75歳の建築家の隣に20代のジーナが座った。もちろん夫婦だ。

宴会に大輪の花が咲いたみたいだ・・・。

宴たけなわ。

・・・・・

窓のそとには、雪が降りだしている。

さあ、心ゆくまで時間を忘れて飲もうか・・・・。

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