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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork734. mySOSを発したい気分だ!

2022年11月14日 | field work

  2022年9月25日、日本への帰国になると入国の検疫書類を準備をしなければならない。

 前回来訪のように、現地のPCR検査病院を探し(日本人向け案内されているのはマニラ市内だけ)、マロロスまでトライシクルで1時間の道のりを行き、そして検査を受け、翌日検査結果を再度もらいにゆく、この工程が日本での検疫の72時間以内という制限があり、といった実に面倒くさいPCR検査が不要になった。

 だがmySOSの再登録が必要。登録の解説は沢山あるが再登録の解説がない。おそらく前回の観察期間をすぎると自動的にアプリが消えるはずだ。だが残っている。なんだこりゃ!!。

 よくみると救命救急ガイド、健康診断結果、AED連絡先・・・etc。入国や感染とは関係がない機能ばかり。わざわざ人のメモリーを使ってこんなものを入れてくれと頼んだ覚えはない。こんなのを残すのであれば変更を必要としない住所やパスポート画像が継続されるべきた。しかし肝心の登録画面がない。バカじゃないのか・・・。

 ようやく隅のアイコンから再登録画面にゆくことができた。ここでアプリの概念整理が全くできていない事に気がつく。本来ならば操作選択画面と同列に配置すべき。もちろん恒常的に使う、そうでないとするアイコンとを仕分けたと弁明するつもりだろうが、それは違うな。コストカットのために既存のアプリにワクチン接種情報などを後付けしたのが内実ではないですか?。因みに入国健康者確認センターの文字は手続きが完了してから始めて表示される。アホか!?。

 苦言を呈しながら、パスポートとワクチン接種証明書画像のアップロード場面だ。海外のwifiの環境は悪いところもある。どうせ文化系役人がアプリ業者に丸投げオーダーしたから世界の通信速度なんか配慮しない。確かPDFファイルなら早いはずだが京都市がくれたのは紙だ。結局3時間かかって検疫の手続きは終わった。

 そしたらパスポートが読み取れない!、だって。いい加減にしろ!!!。調べたらメールの返信!、そんなのは操作画面に即座に表示すべきだろ。審査完了後のメール画面と一緒にする頭の悪い配置だ。本当にSOSを発したい気分だ。

 概してこれまでの私の経験から、日本政府のWEBサイトは大変使いにくい。それに文字数が必要以上に多く、よく読まないとわからない役所文体だ。海外なら多民族国家が多いから、全ての民族がある程度理解できる情報リテラシーの一般化という概念がある。それが単一民族国家の日本では欠落している。

 さらにWEBデザインも悲惨だ。最初にクッキーの設定を外せだって。そんなの外してあるけど・・・。つまり過度に気を遣い、そして肝心な事が欠落するという、結果としてよくわからないWEBデザインがやたらに目に付く。私の経験では日本の90%のアプリ&WEBがこれだといってよい。情報リテラシーの一般化という概念を置き去りにした結果だ。

 厚労省のサイトを調べていたら今はレッド国が世界にはない。みなブルーかイエロー国ばかりだ。まてよ日本だけがレッド国なのか!?。だってアプリの通常モードのトップ画面が赤だからさあ?。

 そんな頭の悪いアプリにつきあわされ関空に戻ってきた。二つのデスクを通過するほかは、今はスムーズに入国できる。入国者数制限が撤廃されると、この貧弱な検疫システムでは待ち行列だろうな。

 それにしても関空は食事のできるのがマクドナルドだけ。それはフィリピンで食べ飽きた。空腹を抱え京都駅行きのバスに乗った。

 ラーメンが食べたい。あわてて小銭入れを見た。というのもマニラの手荷物検査場で係員から小銭入れを開けてもよいかと問われたのでOKと応えた。「オオッ!、ノーマネー」と笑われた事を思いだしたからだが。まだ日本円をおろしていなかったが、小銭をかき集めればラーメンが食べらる。上等じゃん!。

 そこでこの時間唯一遅くまで開いている四条東洞院通り上がるの魁力屋に閉店30分前にたどり着いた。

 

マニラ市コパカバーナホテル、魁力屋

iPhon13pro

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