Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LEFE1229. 早合点

2015年12月10日 | diving
 ヒレナガスズメダイかなぁ。こういう形態はスズメダイ科の一種ぐらいに見当は付くようになったが、さてその先は種類が多くて探しきれない。魚の動きが速くライトが外れた。photoshopでコントラストが少しだけ付いた画像をアップさせた。
 ハウジングには、この魚眼レンズ1本で十分だ。でっ広角ズームの調達を思いとどまった。ハウジングの先端部の仕様が少し違うようなので意欲減退。それにしても7mmの広角ズームで何を撮るんだろうかと思った。そんな被写体がないだろうに。
 でっ、結局毎日持ち歩く機材の徘徊は結局PEN E-P5とM.ZUIKO DG17mm/f1.8、MACRO ELEMARIT45mm/2.8のシステムに戻った。これがいささかあきるけど、今の私には一番使いやすいシステムとなっている。標準ズームレンズは使わないのかいという疑問もわくが、実は標準ズームレンズは、F値が暗く意外に使い物にならない。むしろ明るい単焦点レンズ2本を交換しながらの方が使い勝手がよい。ボディ内蔵のデジタルテレコンを使えば90mm相当、つまり180mmのレンズになる。
 結局思い機材はあかんという結論に達する。フィールド調査では、機材以外にもいろいろと持参する物が多いからだ。撮影などは調査の一部にすぎない。やれやれ今からフィールド調査の準備!?、かいなと自分でも笑う。そりゃ早合点だろうと思うけど。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-0.7,f6.3.1/100
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番外編251. Dfで京都の街歩き

2015年12月09日 | Kyoto city
 今日も少し霞んでいるが空は綺麗だ。ならば今日は、ニコンDfで京都の街歩きを1時間ほど。EOS1Dsに比べれば軽い。レンズも軽ければ、このあたりが持参できる限界か。夜でも昼のように写すのはいいけど、夜の空気が飛んでしまう。どこか私の撮影感覚とは違うようだ。ニコンはかなり使いこなすと、自分なりの撮り方ができるという点では、フィルム時代と余り変わらない。たが新しい機材だけ合って発色は綺麗だ。
 夕方の京都の街を少し撮り歩いて、やはり今の私には、街歩きもオリンパスだなと実感した次第。明日は早速ロッカーの中に消えることだろう。もう10年早く登場してくれればよかったのに。
 夕方の1時間の徘徊を終えてカプチーノをすすり、クロッキー教室へ出かけた。

京都市油小路通
NikonDf,AF Nikkor50mm,F1.4
ISO1250,露出補正-0.3,f1.4,1/50
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番外編250. 渡り歩く

2015年12月08日 | Kyoto city
 午後の会議で午睡するぐらいだから、退屈な1日である。明後日のレクチャー用の原稿も出来たし余裕の日々である。
 ならば雑用もあるし早く京都に戻ろう。何故かEOS1Dsがリュックに入っている。とても光が綺麗なので撮影に行きたいという願望のなせる技である。11月~12月にかけて光の綺麗なときが時々ある。山並みは夕方の斜光線で立体的に見える。今日は、そんな日であったが、帰り着く頃にはすっかり夜だった。
 それでも雑用を片付け、夜の京都の街を少しだけ徘徊し、丸井で壊れた小銭入れを調達し、ジュンク堂で目に付いた本を買い込み、エクセシオールでお茶をしていた。休日にやりそうなことを平日にやるというのは不思議と快感である。
 それにしても水中の画像に突然京都の街の画像が入るとブログとしては大変違和感がある。巷の編集者がそんな編集をすることはないし、大体舞妓さんがダイビングをするとはとても思われない。そんな違和感と感じるぐらいに二つの世界を私は渡り歩いていることになる。違和感のある世界を渡り歩くというのは、むしろ個人的には面白いというほかない。
 それに何故かEOS1Dsを抱えている。この機材はモノクロと言うよりは、やはりカラーの方がよさげだ。Photoshopで加工してもあまり画像は変化しない。古くさく重たいが今日の散歩のお伴である。

京都市木屋町通
EOS1Ds Mark3 EF50mm/f1.8
ISO1000,焦点距離50mm,露出補正0EV,f2.8,1/25
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PEN LEFE1228. 被写体の乏しい日本

2015年12月07日 | diving
 ハナノミカサゴをアップで。魚眼レンズだとこのあたりが、ライトが届く限界かな。これ以上のアップも可能だが、ライトがけられてしまう。最近撮影するのも、光が水の中で屈折し、いわば光と戯れられる水中ぐらいだ。
 今世の中には、実に膨大な数の撮影機材があって一体何を撮影するんだろうと思う。こんな狭い日本でそんなに被写体があったのだろうか。景観を教えている専門的な立場からすると、我が国ですでに制度で指定されている所以外歴史的価値ある景観は皆無といってよい。
 ならば新しい景観でも撮る、いやWEBにアップさせるために人々との出会いでも撮るか日常の出来事を撮るか、或いは料理を取るetc、といった具合に被写体は多用ではあるが、それはクリエイションとはかけ離れた一般大衆の記録でしかない。そんなものはPCのコマンドですぐ消せる類だ。その程度の画像ばかりである。
 つまり過剰な大変優れた機材は多々あるが、それにたいして被写体の乏しい日本なのである。大体第二次大戦で日本の都市の過半以上は戦災で消失しているから、欧米と比較して古い文化自体が大変少ない国だと私は考えている。それに戦後のバタくさい生活感ある風景も今では皆無になってしまった。宮本常一が撮影した生活感のある日本は、すでにない。それにみんなが出かける撮影名所などに行く気にもならない。人と同じ被写体を撮影して何が面白いのだろうか。
 だから歴史文化や生活感を撮影したければ、海外へゆくほかなさそうだ。それもアジアの諸国では、今は風前の灯火の風景に近い国も多いのではなかろうか。
 そうなると私の場合、撮影機材も水中用を除くと不用になる。次第に撮影から私の意識がドローイングに移行しそうだ。ドローイングは、同じ被写体を描いても私という感性のフィルターを通しているからクリエイションそのものだ。そういう経験が昔にもあった。高校を卒業する頃、デッサンに移行し、以来15年ぐらいは撮影の世界から遠ざかっていた。
・・・結局魚眼レンズの付いたE-M1のハウジングとニコンAW130があれば、今の私の場合は十分だな。となるとEOSのシステムとかニコンのシステムとか、もっと言えばフィルム時代のシステムとか、ほとんどいらない物ばかりだ。処分というよりは捨てるのに近い。そのなかで撮っておきたいのはLeitzM4PとNikonFのボディぐらいだろうか。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO250,露出補正-0.7,f8.1/80
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PEN LEFE1227. カサゴ

2015年12月06日 | diving
 おやハナミノカサゴかな。一匹で何してんだろう。カサゴの繁殖期は水温が低下する冬とWEBでは解説してあった。つまり巣作りかと考えたのはこちらの想像であって、それは早計かな。通例行動範囲が1km以内とあるので、彼らのテリトリーに行けば会えるのだろう。
 カサゴと聞いて姿煮などの料理を思い出すが、それでは普通の魚の姿であって、水中では華麗なヒレで泳ぐ姿が優雅だ。大体魚屋では死んだ魚しかいないので、泳いでいる魚をみるのであればダイビングしかない。さて、これにかぶりつけば新鮮な刺身かもしれないが、ダイバーはそんなことはしないですね。俺たち鮫じゃないんだから。
 さて今日の京都は、最高気温12°最低気温3°の曇天で寒い休日である。何かをしようという意欲もわかない1日である。鬱病的冬の二日目である。明日は終日仕事に追われるのであろう。 

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-0.7,f6.3.1/80
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PEN LEFE1226. 鬱病的冬の気候

2015年12月05日 | diving
 沖縄の海も、夏の喧噪とは異なり冬は魚が少ない。だが慶良間に行けば鯨が産卵のためにやってくる。といってそれを見に行く気力はなく、 もう1年間で55回潜ったので 冬はダイビング機材のメンテナンスだろう。水中では機材の消耗が早い。手元のニコンAW130なんか傷や汚れが付いて少し貫禄があるぐらいだ。
 さてオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheyeで撮影した画像をみていると、大変解像度が高くヌケのよい優れたレンズだということを実感する。こりシリーズのレンズは優れものばかりだ。先日筑波の先生から刺激されたのもあるが、デジタルシフトが使えるので建築撮影用にM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8あたりをポチッとしようか。
 手元にある9-18mmの広角ズームは大学の備品だからいずれ返さなければならない。これも小さく軽くて写りもよく、使いやすい焦点距離だったので、結構活躍してくれたけど、いささか暗いのが難点だ。F2.8ズームレンズシリーズは、それより1枚上の描写力。防塵防滴というのもフィールドに持ち出すのには好都合だ。
 おっと手元には単焦点レンズの12mm/f2.0というのがあったし、17mm/f1.8もある。だからさしあたり不便はないのだが、さてどうしたもんか・・・。
 どうもオタッキーな機材論なんかを書くというのは、そもそも書く話題がないし、どこか気だるい鬱病的冬の気候のなせる技のようだ。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO100,露出補正-1,f9.1/200
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PEN LEFE1225. 珈琲店

2015年12月04日 | diving
 いつもくまのみは良い被写体だ。近づくとすぐサンゴに隠れるのだが、すぐにまた出てくる。だから一寸待っていれば撮影できる。なんともかわいい奴らだ。後ろのサンゴの形態がダリ美術館の空気だ。結構こんな画像が気に入っている。
 諸事の合間に「作家の珈琲」という本を読んでいた。池波正太郎の山の上ホテルと東京神田の古瀬戸珈琲店にはじまり、珈琲の名店が並ぶ。食通の池波自信も「理屈なしに旨い。いつきてもこの店のコーヒは旨い」といわしめているのは、京都イノダ珈琲本店である。多くの作家に愛された珈琲店の筆頭だ。本店の先には、高倉健が通ったイノダ珈琲三条店がある。どちらも私の家から歩いてゆける距離にある。
 そういう私は、珈琲が身体を冷やす作用があるという説があるので冬は紅茶志向だ。イノダ珈琲のマグカップで紅茶をすすっている。といっても家には、イノダコーヒーの豆が常備されているのではあるが。大方の珈琲豆が熱帯産なので、その説の通りなのであろう。
 それでも毎週通う珈琲屋がある。家から近い高木珈琲店だ。いつも濃い珈琲をだしてくれる。そこで備え付けの新聞を読んでいる。何かを考えるでもなく、珈琲店で時間の経過を忘れているのかも知れない。それは量販店的な珈琲店にはない空気である。珈琲店というのは、いつも不思議な存在だと思われる。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-0.7,f7.1.1/100
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PEN LEFE1224. フィールド派

2015年12月03日 | diving
 さてまた下からのアングルで行こう。なるほど波の模様が綺麗だ。ライトが微かにあたっている。ライトは、こんな風に使えばよいのかと納得する。
 さて終日デスクワーク、そしたら筑波大の先生から、オリンパスE-M1のデジタルシフトという機能をためしてみてよ。内蔵ソフトをバージョンアップすると使えるからさ、という要請があったので、早速バージョンアップしてデジタルシフトを試みた。建築撮影にはなかなか便利そうな機能だ。これがニコンやキャノンだと30万はするシフトレンズを付けて巨大な大きさになるのだが、オリンパスは大変軽くて小さくてよいし、専用のレンズではなくデジタルで処理するという考え方が今風である。
 そんなことを考えてゆくと、フルサイズデジタル一眼レフなどは、フィルム時代の中判機材の趣がある。もうだれもこんなので撮らないだろうと私は思うけど。
 やはり調査で振り回せる機材の大きさには、限度があると昔から私は力説していた。フィールド調査は、撮影機材だけをもってゆくわけではないので、野帳やらデータ解析用のPCやらメジャーやら調査用の資料やら、それに着替えや雨具も必要だし、あんなカメラマンのポンチョなんかつかいものにならないから山用の本格的な装備が必要だ。そうなると撮影機材しか入らないカメラバックなんか使い物にならず当然リュックになる。そう考えれば、ニコンやキャノンの高価なシフトレンズなんか持ってゆく余地はないですね。
 かってフィールド調査の名手、宮本常一はハーフサイズのオリンパスペンSで大量の撮影を行い、我が国の民俗学に大きな貢献をした。そう考えれば、撮影機材は良く写るというのと同じ位に、小さくて軽いことがフィールドで活躍する条件だと思うよ。フィールド派にとてっは撮影機材の大艦巨砲主義というのは、昔から存在しなかった。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO320,露出補正-1,f8.1/125
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PEN LEFE1223. あわあわとした

2015年12月02日 | diving
 これは私の好きな画像である。珊瑚礁がボンヤリと霞んでいるが、微妙な光に照らされて海底の色が綺麗に見え隠れしている。水面の反射が光の加減でほのかにパープル系に染まっている。このほのかで微妙なあわあわとした色が私は好きなのである。
 デジタルの撮影方法は、ともすればクリアな水中が前提でコントラストが高くバキンと被写体が明解にうつるような画像が大変多い。実際ダイバー雑誌などを見ているとそんな画像ばかりだ。そうした素人受けする画像よりも私は微妙なあわあわとした色味の方が、いろいろな創造力が働くところが良いと思っている。この画像をPhotoshopで修正したら、案の定あわあわとした雰囲気がなくなってしまったので、やはり原画のままアップさせた。
 あわあわとした風景、それはクリアで明解な絶対的な画像と比較して、微妙な色合いでゆらぐそんな面白さがある。
 丁度この日は、曇り空で寒くインストラクターの先生から「3本目も行きますか?」と尋ねられ、私は躊躇することなく「水も濁ってきたし、これできりあげようよ」と応え、それは大賛成という結論になり早々にあがった。さて早く帰って那覇の街でもフィールドサーベイをして、夜はお酒を飲みに行こうという企てを思いつく。
 さて今日の大学では、仕事の合間に年賀状が完成した。といって郵便局で受け付けてくれるのは15日からのようだ。それまでロッカーの中か。やれやれだな。夜はクロッキー教室へ久しぶりに出かけた。モデルさんは頭が小さくて綺麗なのだが、なかなか難しいポーズだな。そんなこんなで1日が終わった。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO320,露出補正-1,f5.6.1/60
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PEN LEFE1222. 絵画的な構図

2015年12月01日 | diving
ふぅーーん魚眼レンズは、水中ではどこか絵画的な構図が撮れるんだな。このレンズは、ダイビングでやみつきになりそうだ。
 水中ライトの画角が狭いのでピンポイントのように使うとよいのだろう。そうなると左手でライトの向きを調節しながらとなると、ハウジングのグリップは右側にして持ちながらシャッターに指を伸ばすべきか。水中という環境で人間が出来ることは限られているので、地上にいる時には考えもしなかったことに意識を使う。
 さて今日は、細切れに会議や打合せが入り集中して仕事をするような日ではない。さて何をしようか。そうだ作りかけの年賀状があった。となりの郵便局で葉書を調達し、昨年の年賀状で住所変更や届かなかった相手を確認したりと住所を整理するのが面倒だ。あとはイラストを仕上げたりと本をつくるような仕事が多い。
 会議の合間にちょこちょこと作業していたら、宛名とイラストの印刷が完了した。あとは一言書き添えて投函するだけだ。ここまできて我ながら例年にない快挙だと密かにほくそ笑んだ。
 帰りは、風が冷たく冬の始まりであろうか。そろそろ厚手のコートか。天気予報をみると明日は比較的暖かそうだが。暖と寒を繰り返しながら次第に寒くなってゆく。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-1,f8.1/80
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