オショロコマの森ブログ5

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高度1万m、奇跡の夕陽と 小説 永遠のゼロ

2013-06-10 20:56:47 | 旅行
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高度1万m、奇跡の夕陽と 小説 永遠のゼロ。
2013-6-8(土) 晴れ 暑い

二日間の学術集会はたちまち終わり、最近はめまぐるしい進歩についてゆくだけでも結構大変である。正直かなり疲れた。

今朝は遅く起きて遅いブランチをとってゆっくり12時にホテルをチェックアウト。旅行にでるといつも食べ過ぎで1-2Kg太る。しかし北見へもどると数日でもとの体重にもどる。

早めの夕食は空港のトンカツレストランで久しぶりにトンカツを食べたが予想に反してあまりおいしくはなかった。この店では何故かトンカツのタレをケチって各テーブルにおかずトンカツを受け取るときにしか、タレをかけるチャンスがないのが理由だろう。



先般話題になっていた映画化もされるというベストセラー小説 永遠のゼロ を買って空港の待ち時間から機内で速読した。

17:55女満別行きのJALは羽田を離陸。上昇中少し揺れたが、雲の上にでると雲海と青空が広がった。
実は5-6年前から私は飛行機の窓から空の写真を撮るのに深くはまっており、早速一枚撮影。



永遠のゼロ はあるゼロ戦パイロットを描く小説でラストを読み終えた読者の多くが号泣するといわれている。

自分の実のおじいさんが神風特攻で亡くなったというプータロー中の若者が、そのおじいさんのことを調べることになり、生き残ったもと戦友の老人たちにインタビューをしてゆくうちに....... といった設定だ。

最初は飛行機や兵器や戦争の展開やら、素人にもわかりやすく話してゆくという風でやたら解説めいた書き出しだ。

父が戦時中は海軍の飛行機のりであった影響で戦記マニアかつ飛行機マニアであった私にとっては釈迦に説法、そんなの全部知っているよと言いたくなる内容が続き辟易する。しかし我慢して読み込んでゆくと、少しづつ面白くなってゆきそうな予感。

不意に乗客のカメラのシャッター音があちこちで聞こえたので、窓の外を見ると上空1万mの夕陽がきれいに見えた。

皆さん、美しい夕陽を撮影していたのだ。


さっそく小説を読むのを中断し、私もせっせと真っ赤に染まってゆく空を撮影し続けた。


これまで飛行機からの夕陽の写真はずいぶん撮ったがこの日のは別格であった。

最初は真っ赤な夕陽がきれいだなといった程度の光景であったが、みるみるあたり全体が赤く染まり始め、ついに空全体が真っ赤に染まった。

息をのむようなものすごい光景。


しかし20秒ほどでまた普通の夕焼け空になりやがて雲のむこうに陽が沈んだ。奇跡のような、鳥肌がたつほどの一瞬の光景であった。
 

飛行機からの空の撮影ではシャッターチャンスはそう滅多にない。

しかもそのチャンスは普通数秒もないので、気に入った景色が出始めたら連続的に撮影してゆかざるを得ない。

良い写真は撮影枚数に比例するかたちで得られるが、最近ではこれら空の写真撮影の奥深さに酔いしれている。ときどき、このブログでもご紹介させていただきます。

いつもはデジカメを手に空を眺めながらの飛行機旅になるのだが、また小説に目をおとすと、さらに私が以前どこかで読んだことのあるようなエピソードが次々とでてきた。

高校生の頃愛読していた戦記雑誌 丸 などでよくみかけた話が多い。

この小説の著者はかっての私のように戦記ものなど読みあさり、おいしいところをせっせとつまんではそれらをつなげて小説を作っていったという作風がはっきりうかがえる。

やがて飛行機は少しずつ高度を落として夕闇のなか着陸態勢に入った。





噴煙が出ている雌阿寒岳が見え、すこしたって阿寒湖がみえた。








湖畔のホテル街の明かりが見える。遠浅の阿寒湖に立ちこんでアメマス狙いのフライマンやルアーマンたちがずらりと並んで無心に竿を振り、粘っている光景が目にうかぶ。ここで電子機器のスイッチを切るようにとのアナウンスで撮影はここまで。


北見は今日は30℃越えで東京より暑かったみたいだ。

本当に寒暖の差が大きすぎる。明日は、もっと暑そうで孫たちの運動会。 

永遠のゼロ はまだ読み始めだが次の旅行の時に続きを読もうかと思う。




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