オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

風の遊び  雪のロール

2017-03-01 22:36:08 | 北見市の出来事
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風の遊び  雪のロール

知床半島の付け根、斜里町光陽町に住んでいた S.K さん(86歳女性)から珍しい写真をいただいた。


H15年1月15日に撮影したとのことで、この撮影をおこなったのは今から14年前、彼女が72歳の時だった。


なんとなく庭を見ていたら、風が吹いて、あちこちに小さな雪の塊が出来たと思ったら、それがコロコロ、ころころ、コロコロと雪の上を風に吹かれてころがって次々に小さなロール状のお菓子みたいになっていったそうな。


こんな光景は初めて見たので、カメラをとりだしてせっせと撮影したという。










ネットで調べたら、これはとても珍しい気象現象だそうで 雪まくり と正式な名前がついている。


山形県庄内地方では比較的大きな 雪まくり ができるようでこれを 雪俵(ゆきだわら)と呼んで豊作のしるしとしているという。


イギリスではスノーローラー、ドイツでは シュネーウェルチェン、雪のワルツ と言うらしい。


富山県では 天狗の雪投げ と言う地方もあるようだ。


画像検索すると雪まくりを撮影した画像が沢山出てきた。


地面にきれいに積もった雪が強い風でまくりあげられ、くるくる絨毯を巻いたみたいなロール状の格好になってゆく。


いわば自然が造った雪だるまみたいなもので、中は中空になることが多いようだ。


古く固くなった雪面に、0度C前後の気温でやや湿った雪がうすく積もったあと、強い風が吹くと発生するらしい。


斜面を転がり落ちる格好で形成されることもある。


画像をみるととても小さなものから50-60cm くらいまで大きさは様々。


雪まくりは、ある程度の湿りで雪に粘りがないと出来ない。


本州日本海側の湿った雪が多いところではしばしば観察されるようだが、北海道ニセコのさらさらパウダースノーでは無理、気温が低い北海道では極めて稀らしい。

そんなわけで 北海道斜里町で H15年1月15日 に観察された この雪まくりは貴重な記録と思う。


もちろん私は初めて見ました。






S.Kさんは自然が好きでよく自然物の撮影をしていたようです。


以前 ご紹介した庭にいすわるキタキツネ の写真も彼女が撮影したものです。






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