オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

見覚えのあるデカニジマスを1年後、また釣った

2017-07-16 16:24:20 | 大型魚
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見覚えのあるデカニジマスを1年後、また釣った。




201X-10-18 (土)  晴れ しかし寒い。


朝10:30 北見市郊外の山奥にあるニジマス釣り場に出発。


これまで他の釣り人の痕跡は見たことがない入渓がやや面倒な場所だ。


ラズベリーの茂る急斜面を滑り降りるようにして川へ降りる。


妻は悲惨なことにラズベリーの茎の細かなトゲトゲを手指の爪の隙間に刺した。


痛いよーと騒ぐが我慢するより仕方がない。


今日の渓流の状態は、流れは速いが水量は普通。






このところ雨は無く渓流の水はとても澄んでいる。


渓流沿いにしばらく川岸を歩き、ポイントへ向かう。


今日は太陽の日射しが強く逆光がやたらとまぶしい。




いかにもデカニジマスがいそうなたまりが続くが、アタリ無し。




やや下流に岸に近いが、いかにも大物が潜む感じの岩陰がある。




予想通り、その岩陰にそっと振り込んだとたん軽いアタリで糸が止まった。







合わせるとぐんっと、思い切り地球を釣った感じ。


しかし一呼吸置いてゆっくりと道糸は動き始め、次の瞬間、突然の猛烈な引きに竿先が水中に引き込まれそうになった。


デカニジマスだ。


力任せに竿を立て、後は力比べになった。


3.0mの細い渓流竿はつの字に曲がって今にも折れてしまいそう。


急流に乗られてすごい引き。


しばらくやりとりのあと強引に岸寄せしてランデングネットですくって確保した。





53cm ♂。



私たちの釣り方ではこのサイズのニジマスはあまり遊ぶと針がはずれてしまうことが多い。


果たして針がかりをみると針は上顎を貫通できず骨の上の僅かな軟部組織をすくうように、かなりあぶなっかっしい格好で刺さっていた。



大型魚を比較的小さな釣り針で釣ったときの一般的なパターンで普通、針先は顎の骨など貫通できず、組織がちぎれると針ははずれてしまう。


それでできるだけ早めの取り込みが望ましいことになる。


このデカニジマス、左胸ビレに、はっきり見覚えがある。




昨年釣ってリリースした個体だ。


この一年でさほど大きくはなっていない。


果たして昨年の針が刺さった口キズが瘢痕になってかすかにわかる。 昨年と似たところに針がかりしているのも興味深い。




手ばやく撮影しリリース。


この日は他にさらに数本のデカニジマスを追加した。









やや下流で産卵行動後のオショロコマ1♂が釣れた。





今日はこれでこの川を上がった。


この水域はオショロコマ少しと、しばしばデカニジマスが見られるが、幸い恐怖のチビニジマスは稀である。


ニジマス幼魚、若魚も稀である。


50cm級の大型ニジマスがいつのまにかいつくが、大型ニジマスしかいないので繁殖水域ではないと思われる。


おそらく以前放流された個体が毎年大きくなって釣れているが種々の理由で繁殖行動は行われないか、行われても春先の大増水で受精卵や稚魚が流されてしまうのではないかと考えている。


ここではオショロコマが減ってゆく気配はないので、いくつかの理由でニジマスはリリースしている。


今日はオショロコマが唯1匹しか釣れなかったが、この時期は産卵のためさらに源流域の細流に集結しているのをこのあと確認している。














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