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にほんブログ村湧別川水系M川源流の多彩なオショロコマ
201X-11-24 (日) 晴れ のち曇 寒い
朝10時。先日大型ニジマスを釣った近郊のK川のニジマスポイントへ入ったが予想に反して大型魚はもはやおらず 20-25cm ニジマス4匹、20-25cmほどのアメマス4匹が下流の大たまりで釣れたのみに終わった。
ニジマス繁殖のせいかこの水域にはオショロコマがまったくいなくなったのが印象的であった。
時間があまり、急にオショロコマの姿を見たくなり山を一つ越えて湧別川水系M 川源流の最奥水域にあるオショロコマポイントへむかった。
ここから峠までのアプローチは意外と長く、標高を増すにつれ日陰では雪が残ったり、アイスバーンになったりしており慎重に走った。
峠を越えM岳撮影。この山の麓M川最源流域にオショロコマが生息する。
林道には雪はなかったが水たまりは凍っていた。
あちこちで台風被害の倒木処理が終わって今日は林道をどこまでも入ってゆくことができる。
やがて2本の支流の合流点、オショロコマの生息水域に到達した。
広大な湧別川水系のほとんどは攻撃的外来種筆頭のニジマスで汚染され尽くされ在来種であったオショロコマは、種々の生息環境の悪化もあって見る影もなく衰退している。
しかし、ここははるか下流域に連続する砂防ダム群をニジマスが突破できず、皮肉にも渓流の自然破壊の権化ともいうべき砂防ダムがオショロコマの生存をかろうじて可能にしているのであった。
今日、晴れてはいるがそこは、山のかげになってまったく陽が入らないので川岸は凍っていた。
川岸の岩の上にも薄くたまった水が凍っていて気をつけないと滑って転倒する。
めいっぱいクラクションを鳴らしてこちらの存在をヒグマ君にアピールしてから川に降りた。
オショロコマは 夏場に較べると少ないが まあまあ釣れてせっせと撮影した。
今日は一人で釣るのと撮影とをやるのでやや効率が悪かった。
山かげは陽が入らず気温が低くどんどん体温が下がってゆくのを感じる。
水中に手をつけての撮影はあまりの寒さに気力が萎えてゆく。
夏場と異なりオショロコマの活性が低く、喰いが浅く釣り落としが多くなかなか効率的には釣れない。
みると私の足下1-2mに良型オショロコマ10数匹が集結していた。
撮影時、釣り針からはずしたエサを足下に投げるが、これを食べに集まってきたようだ。
ここ源流域のオショロコマは釣り人の影などまったく気にしないようだ。
これら良型個体を せっせと撮影した。
ここのオショロコマたちの外観は未だ一定のパターンへの収束はなく様々な外観である。
ただここに提示したように赤点紋理は鮮やかではなく、知床産のようにヒレ、腹部が赤く染まる個体は見られない。
多彩な外観を呈し、いまだ遺伝子の多様性を感じさせる個体群で心強い。
地味で野性的な個体、はでやかな美しい個体と様々である。
産卵行動に参加したとおもわれる細かな傷の目立つ個体も産卵後体力を回復しつつ越冬に備えている気配が感じられる。
撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
結局20匹ほどを釣って撮影し川を上がったが死ぬほど寒く、歯ががちがちと鳴る状態であった。
午後3時。武装解除。慎重に走って再び峠を越え北見まで車で45分でもどった。
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201X-11-24 (日) 晴れ のち曇 寒い
朝10時。先日大型ニジマスを釣った近郊のK川のニジマスポイントへ入ったが予想に反して大型魚はもはやおらず 20-25cm ニジマス4匹、20-25cmほどのアメマス4匹が下流の大たまりで釣れたのみに終わった。
ニジマス繁殖のせいかこの水域にはオショロコマがまったくいなくなったのが印象的であった。
時間があまり、急にオショロコマの姿を見たくなり山を一つ越えて湧別川水系M 川源流の最奥水域にあるオショロコマポイントへむかった。
ここから峠までのアプローチは意外と長く、標高を増すにつれ日陰では雪が残ったり、アイスバーンになったりしており慎重に走った。
峠を越えM岳撮影。この山の麓M川最源流域にオショロコマが生息する。
林道には雪はなかったが水たまりは凍っていた。
あちこちで台風被害の倒木処理が終わって今日は林道をどこまでも入ってゆくことができる。
やがて2本の支流の合流点、オショロコマの生息水域に到達した。
広大な湧別川水系のほとんどは攻撃的外来種筆頭のニジマスで汚染され尽くされ在来種であったオショロコマは、種々の生息環境の悪化もあって見る影もなく衰退している。
しかし、ここははるか下流域に連続する砂防ダム群をニジマスが突破できず、皮肉にも渓流の自然破壊の権化ともいうべき砂防ダムがオショロコマの生存をかろうじて可能にしているのであった。
今日、晴れてはいるがそこは、山のかげになってまったく陽が入らないので川岸は凍っていた。
川岸の岩の上にも薄くたまった水が凍っていて気をつけないと滑って転倒する。
めいっぱいクラクションを鳴らしてこちらの存在をヒグマ君にアピールしてから川に降りた。
オショロコマは 夏場に較べると少ないが まあまあ釣れてせっせと撮影した。
今日は一人で釣るのと撮影とをやるのでやや効率が悪かった。
山かげは陽が入らず気温が低くどんどん体温が下がってゆくのを感じる。
水中に手をつけての撮影はあまりの寒さに気力が萎えてゆく。
夏場と異なりオショロコマの活性が低く、喰いが浅く釣り落としが多くなかなか効率的には釣れない。
みると私の足下1-2mに良型オショロコマ10数匹が集結していた。
撮影時、釣り針からはずしたエサを足下に投げるが、これを食べに集まってきたようだ。
ここ源流域のオショロコマは釣り人の影などまったく気にしないようだ。
これら良型個体を せっせと撮影した。
ここのオショロコマたちの外観は未だ一定のパターンへの収束はなく様々な外観である。
ただここに提示したように赤点紋理は鮮やかではなく、知床産のようにヒレ、腹部が赤く染まる個体は見られない。
多彩な外観を呈し、いまだ遺伝子の多様性を感じさせる個体群で心強い。
地味で野性的な個体、はでやかな美しい個体と様々である。
産卵行動に参加したとおもわれる細かな傷の目立つ個体も産卵後体力を回復しつつ越冬に備えている気配が感じられる。
撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
結局20匹ほどを釣って撮影し川を上がったが死ぬほど寒く、歯ががちがちと鳴る状態であった。
午後3時。武装解除。慎重に走って再び峠を越え北見まで車で45分でもどった。
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