オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

早春、源流に遡上産卵するデカニジマス駆除で衰退オショロコマが復活する渓流。

2023-09-03 14:58:05 | スポーツなど
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早春、源流に遡上産卵するデカニジマス駆除で衰退オショロコマが復活する渓流。





2023-7-21(金) 晴れ 31℃  


朝からかなり暑そうで出撃するかどうか迷ったが AM10:00 久しぶりにとある釧路川水系支流の状況を見に出かけた。




ほどなく久しぶりの渓流沿いの林道入り口に到着。




今年、この林道では恒例の草刈りが行われなかったようで草ぼうぼうの中に林道がかくれてしまった箇所もみられる。




幸い、林道崩壊箇所や倒木・崖崩れ等はみられなかったが源流域が近づくと林道崩壊のため、とうとう通行止めになっていた。







渓流に降りると水量は普段よりはやや少なめか。








11:30 この渓流で最も魚がたまるポイントから釣りを開始。




この渓流はかっては放流ニジマスのためオショロコマが壊滅状態に陥りました。




私たちはダメ元で、早春、産卵のため源流へ遡上するデカニジマスたちをのきなみ駆除する努力を続けた結果、奇跡がおきました。


すなわち、その後ニジマスは急速に減少し、近年オショロコマ個体数が増えてきている、たぐい稀な渓流なのです。( 普通、ニジマスの自然繁殖がはじまるとオショロコマ衰退は避けられません。) 



それでも、混生水域に振り込むと最初はニジマス、ついでアメマスかヤマベ、そして最後にオショロコマが釣れるというパターンは変わりません。


真っ先にくるのはいつもニジマス。






















この渓流では個体数こそ減ってきたニジマスですが、おそらくその威圧性、俊敏性のせいか真っ先にエサの先取りを行っていることは明白です。


少ないがここではヤマベも見られます。







浅瀬のよどみには小さなシンコヤマベ(当年魚)が群れています。




釣り下ったがこの日はいつものような釣れ方ではなく、思い出したように時々釣れる。それなりの溜まりには魚はいるがいつもよりはかなり少ない。


ニジマス減少に伴いアメマスも少しづつ増えてきました。

































この日は ニジマス6  アメマス11  オショロコマ15  ヤマベ3 を釣って撮影できたが このほか かなりの魚を釣り落とした。一時は釣れてくるのはほとんどがニジマスだったことを思えば、ニジマス親魚駆除の影響か、オショロコマが徐々に復活していることがうかがえます。


意外なことに最も釣り落とした個体が多かったのはオショロコマで、まだあまり活性が高くないように思われました。以下にオショロコマの画像を示します。

































































山岳渓流の様相であまりよいたまりがなく、溜まりがあっても魚が少なく途中で川をあがり、午後3時30分武装解除。



ここでもエゾシカは増える一方で、おいしそうな植物の多くは鹿に食べられています。従来シダを食べるシカなぞ見たことがなかったのですが、近年シダまで食べるようになっています。






この日、撮影できた ニジマス、ヤマベ、アメマス、オショロコマの画像をお示ししました。渓流魚たちは水中で手早く撮影後、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。



午後6時、帰宅。



夕食はかみさんの希望で近くのとあるレストランへ。 私は肉増量カットステーキ。 



かみさんはサーロインステーキ。





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