オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

1m10cm、渚滑川の超巨大ニジマス

2012-12-31 14:15:58 | 大型魚
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昭和40年6月8日に北海道中標津町の標津川で釣り上げられた超巨大ニジマス。
この頃は大きな魚は別に珍しくなかったのであまり撮影時の記憶がないが 、こうして見ると相当大きなニジマスだ。旅行で中標津町に立ち寄ったとき、たまたま民家のおじさんがみせてくれたもの。




昭和63年7月1日、北海道滝上町在住の武山貞郎さんは自宅のすぐ裏を流れる渚滑川水系の支流で大きな魚がいるのを発見し、これを捕獲した。
そこはヤマベ釣りで有名な渓流でこんな大きな魚は見たことも聞いたこともなかったという。
あまりにも巨大な魚であったのでとりあえず冷凍保存した。イトウ釣りなどで有名であった土橋克彦氏ならわかるのではないかと彼に連絡が入ったので土橋氏はこの魚を見に現地まで出かけた。

冷凍庫から出てきた巨大魚は計測すると 1m10cmあったという。一見してニジマスであることはわかったが、さすがの土橋氏もこんな大きなニジマスは初めてであり剥製にして保存することを勧めた。

冷凍庫から出した 渚滑川の体長1m10cm .重さ11Kg の超大型ニジマス。     喫茶店ブリッジ 土橋克彦氏 提供。





後に剥製にするため完全に解凍したときの計測では1m5cmであったという。体重は11Kg で腹を裂くと卵がびっしり詰まっており産卵前の♀ニジマスであった。
剥製が完成し 再度計測するとおよそ1mの大きさになっており、10cmほど小さくなってしまった。このように魚体の大きさは死後かなり変化するもののようだ。一般的に捕獲した直後、生きているときが一番大きい計測値がでるようだ。

ちなみに図鑑やインターネットでニジマスの大きさを調べてみたが普通ドナルドソンでも70-80cmが最大級の大きさで、この個体のように野生化して1mを超えるものはきわめて稀と考えられた。



剥製になって保存されている超大型ニジマス。喫茶店ブリッジ 土橋克彦氏 提供。



1988年3月19日に斜里川で土橋克彦氏が釣り上げた正真正銘のスチールヘッド。つまり海から産卵のため遡上してきた降海遡河型ニジマス。
体長76cm. 重さ4.7 kg. スチールヘッドは直訳すると鉄頭。羅臼側の根室海峡で捕獲されるウミニジマスを漁師の人たちはテツと呼んでいるという。実際にスチールヘッドが釣り上げられることは極めて稀で、この個体は剥製になって喫茶店ブリッジにある。



私が2006年に釣ったスチールヘッドは撮影後においしく食べてしまった。





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